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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007052090074229.htmlより転載。
「茶髪は解雇」覆す フリーター泣き寝入りしない
2007年5月20日 07時42分
「茶髪」を理由にアルバイト先から解雇されそうになった16歳の少女が立ち上がった。東京都内に住む福家(ふくや)菜津美さん。フリーターらの労働組合「首都圏青年ユニオン」に加わって団体交渉に臨み、会社側の姿勢をただした結果、雇用継続を勝ち取った。「自分と同じような目に遭った人のためにも言わなくちゃって、がんばった」。少女の笑顔は、不当解雇にも泣き寝入りしてきた非正規雇用者たちに、希望をもたらしそうだ。 (佐藤直子)
「まじめに働いてきたのに、なぜ辞めなくてはならないのですか」
4月下旬、団体交渉が行われた豊島区内の会議室。机の向こう側の会社幹部や解雇を言い渡した店長、顧問弁護士に向かって福家さんは一息に言った。弁護士が答えた。「髪の色が、店の規則に合っていないからです」
地元のファミリーレストランでアルバイトを始めたのは中学卒業後の昨年4月。時給820円で週3日、夕方6時から深夜10時までフロアで働く。週5日は早朝から隣町の牛丼店でも働き、バイトの掛け持ちで毎月の収入は14万円ほど。体はきついが、将来の進学や家計の援助のために頑張ってきた。
そんな生活が今年3月に変わった。ファミリーレストランの新任の店長が従業員の身だしなみを細かく注意し、福家さんには、従業員マニュアルの色見本に沿って、髪の染め直しを求めてきた。
福家さんは、突然の指示に戸惑った。仕事中は清潔感を保つため長い髪を小さくまとめ、装飾品は一切、外した。客から苦情が出たことは一度もなかったという。
「前の店長には注意されなかった。すぐに髪を黒く染めろと言われても納得できません」。反論する福家さんに、店長は「一緒に働けない。辞めてもらう」と解雇をほのめかした。半年ごとに更新されるバイトの契約期限は7月末だったが、その期限すら守られない“通告”だった。
福家さんは4月、知人の紹介で首都圏青年ユニオンのドアをたたく。フリーターの若者たちが、個人で加入している労働組合。組合員になれば団体交渉権が行使でき、会社側と渡り合えることを知った。
「前の店長は仕事ぶりを認めてくれて時給も20円上げてくれた」。交渉の席上、涙ぐんで声を上げた福家さんの横で、同ユニオンの河添誠書記長は「有期雇用を繰り返してきた福家さんを雇い止めにするには正当事由が必要」と主張した。これに対し「(店長の言葉などに)解雇の意味はなかった」とする会社側は、約1時間の交渉の末、雇用の継続を約束した。
同ユニオンによると、非正規雇用者の増加を受け、労働者の組合組織率は2割を切っており、残り8割は不当解雇にも泣き寝入りしているのが実情という。
同ユニオンなどは20日正午から、東京・千駄ケ谷の明治公園で集会を開催。福家さんも体験を報告する。参加無料。問い合わせは集会実行委員会=電03(3468)5301=へ。
(東京新聞)
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同ユニオンなどは20日正午から、東京・千駄ケ谷の明治公園で集会を開催
⇒
(青年雇用集会のチラシ)
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http://blogs.yahoo.co.jp/seinen_koyou_syukai/11226836.html【まともに生活できる仕事を!人間らしく働きたい!】(←青年ユニオンの関係者と見られるブログ)より転載。
集会に向けたアピールキャラバン
集会会場の明治公園近くで、食べ物屋やコンビニにポスター&チラシ置かせてください行動をやりました。
約1時間、30店ほどを訪問して、なかなかの高打率。
ローソン、モスバーガー、ampm、おしゃれなイタリア料理屋、ラーメン屋など、
18店でチラシをおかせてもらったり、ポスターを貼らせてもらいました。
「青年の仕事や貧困の問題を解決しようと集会やるんです」と話すと、
「すきなところにはっていいよ」(中華料理店)
「目立つところにはりますよ」(コンビニ)
と、どこでも好反応でした。
ついでにアルバイト店員の人に「残業とかありますか?」ときくと、ちょっとまわりを気にしながらうなずいていたので、
「よかったら集会きてください」とチラシを渡しました
(byき)
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http://www.seinen-u.org/profile.html(http://www.seinen-u.org/)より転載。
□青年ユニオンって?
首都圏青年ユニオンは、パート・アルバイト・フリーター・派遣・正社員、つまりどんな働き方でも、どんな職業でも、誰でも一人でも入れる若者のためのユニオン(労働組合)です。
仕事をめぐる悩みやトラブルは、なかなか一人で解決できるものではありません。労働組合とは、そうした問題を個人任せにせず、みんなで力を合わせて問題を解決していくための組織です。またユニオンは、トラブルを解決するだけでなく、同じような境遇にある仲間と出会い、人生を豊かなものにしていくことのできる場です。
青年ユニオンは、30代までの若者の組合なので、若者のセンスで、将来の不安を抱える若者固有の問題に取り組みます。
また、東京都や都内の自治体の非常勤臨時職員や第三セクターで働く職員でつくる「東京公務公共一般労働組合」の強力なサポートを受けているので、アルバイト・パートや派遣など、いわゆる「非正規雇用労働者」にとっても頼れるユニオンです。
首都圏青年ユニオンは、組合員の労働条件と生活、社会的地位の向上のために、日々、様々な運動を考え、実行しています。そして、若者の誰もが希望・尊厳・ゆとりをもって生きていける社会をめざします。
□青年ユニオンができるまで
首都圏青年ユニオンは2000年12月、パート・アルバイトなど不安定雇用の青年たちが中心となって結成された労働組合です。
「学校を卒業するときは、しばらくはアルバイト暮らしでも、そのうちに正規で就職できると思っていた。しかし、就職試験を落ち続けるうちに、今の仕事でも守る必要があると思って組合を作った」
結成メンバーで初代委員長の名取さんは、結成のときにこう述べています。
首都圏青年ユニオンは、青年中心の一般労働組合(産業、職種を問わない労働組合)として結成されました。20代の組合員が過半数を占める、文字通り青年の労働組合。60%以上の組合員が非正規雇用です。
結成以来、青年ユニオンの活動はマスコミでも大きく報道されました。そうした記事や番組を見て相談を寄せ、その中で加入するケースのほか、他の労働組合や弁護士に相談をし、そこからの紹介、同級生や友人からの紹介や職場の仲間からの紹介という形での加入が相次いでいます。
□仲間がいるよ! ユニオンには
首都圏青年ユニオンには、東京・神奈川・千葉・埼玉など、首都圏各地の若者が加入しています。また、関西圏にも組合員がいます。
メンバーの多くは、パート・アルバイト・フリーター・派遣・契約社員・請負などの、いわゆる「非正規雇用労働者」です。近年、とりわけ青年の間で、非正規労働者の割合が急増しています。もちろん、正社員として働く仲間も、失業中の仲間もいます。
女性のメンバーが活躍できるのも、青年ユニオンの特徴です。世界的にみても、元気な労働組合には女性が多いという共通点があります。
職種的には、今のところ、教育産業(塾や家庭教師)、医療・福祉、コンビニや外食産業、夜間の仕事、学生アルバイトとして働く若者などが加入しています。
働き方や職種は様々ですが、同じような境遇にある若い仲間がいます。業種や地域ごとの分会づくりも、これから進めていきます。
□青年ユニオンに加入しよう!(以下略)