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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080105i105.htm
在日米軍再編の柱の一つである米海軍厚木基地(神奈川県)から米海兵隊岩国基地(山口県)への空母艦載機移駐をめぐり、焦点となっている夜間離着陸訓練(NLP)の恒常的施設の建設地について、政府が鹿児島県・馬毛島(まげしま)=西之表(にしのおもて)市=を最有力候補地として絞り込んだことが5日、明らかになった。
複数の政府関係者が明らかにした。政府は近く、米側と非公式な協議に入るとともに、鹿児島県や地元自治体との調整を始める方針だ。
NLPは、夜間に騒音が伴うため、現在の厚木基地でも、暫定措置として厚木から約1200キロ離れた東京・硫黄島で行われている。日米両政府は2006年5月にまとめた在日米軍再編の最終報告で、艦載機を14年までに岩国基地に移駐し、NLPなどを行う訓練施設を恒常的なものとして建設し、場所を「09年7月またはその後のできるだけ早い時期に選定することを目標とする」と明記した。
政府は日米合意をもとに、〈1〉岩国基地から出来るだけ近い〈2〉近隣住民に対する騒音被害が少ない〈3〉周囲に急峻(きゅうしゅん)な山がない――ことなどを条件に、建設地の選定作業を進めてきた。候補地としては自衛隊築城基地(福岡県築上町など)や新田原基地(宮崎県新富町)のほか、五島列島など約20か所が挙がったが、昨年後半になって、実質的な無人島の馬毛島が浮上した。
馬毛島は、種子島の西の沖合約12キロに位置し、現在は定住者がいない無人島だ。広さは約8・5平方キロで、平らな地形。島のほぼ全域を所有する開発会社は、施設建設に前向きな姿勢を示している。岩国基地からは約400キロ離れている。
防衛省は、08年中に米側と共同で現地調査を実施し、早ければ09年度予算に関連経費を盛り込みたい考えだ。
ただ、米側は岩国基地から近い場所での建設を求めており、現在も「岩国基地から100カイリ(約180キロ)圏内」で選ぶよう主張している。また、馬毛島から最も近い種子島は人口約3万6000人で、住民の反発が起きる可能性がある。
米側との交渉が予想以上に難航したり、騒音や安全面で地元自治体が難色を示したりする可能性もあるため、防衛省は、馬毛島を軸に、他の候補地の選定作業も引き続き行う考えだ。
(2008年1月5日14時31分 読売新聞)
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