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2008年01月03日
山口4区と神奈川11区に注目する
「政治の年明け」を象徴するかのように各紙が衆議院選挙の候補者一覧表を掲載している。その中に安倍前首相と小泉元首相の名前がのっている。しかも彼らには対抗馬がいない。事実上の当選確実だ。おかしくはないか。
安倍首相は、「総理の重責にこれ以上耐えられない」と言って、国民の目の前で首相職を放り投げた政治家である。政治家を続けて今更何を行おうとするつもりなのか。いくら若いといっても今年54歳だ。一年議員に戻って一からやり直す歳ではない。もう一度総理を目指そうと考えているのであればとんだ勘違いだ。どう考えても彼が政治家を続ける公的な理由は成り立たない。
ところが週刊新潮1月3・10日新年特大号に掲載されていた安倍昭恵夫人の「初めて明かす『安倍辞任』の真相」の次のくだりを読んで驚いた。
・・・私は主人に言いました。「総理大臣までしたのだから、もう政治家を辞めたいと思うなら、辞めても構わないんじゃないかしら」・・・主人の答えはこうでした。「いや、それは違う」。辞めるつもりはまったくないようでした・・・
その安倍夫人は、「もう一度主人と出会ったらどうするかと聞かれたら、どうでしょうか・・・今とは違う形で会えたらいいですね。政治家ではないほうがいいかも知れません」と答えている。安倍さんの残りの人生は、政治家にしがみつくのではなく、昭恵夫人を幸せにする第二の人生を歩む事だと思う。
もう一人の首相経験者である小泉元首相の場合は、もっと理解できない。彼は首相在職中から、父小泉純也氏が没した歳である65歳になったらきっぱりと政治家を辞めると繰り返し言っていた。小泉元首相はこの1月8日で満66歳になる。
それよりも何よりも、首相を辞めてからの小泉元首相の言動である。国会には欠席し、格差問題をよそに一泊7万円もするマンダリンオリエンタル東京を定宿にして自由を楽しんでいるという。勉強をするわけでもなく、財界が彼のためにつくったシンクタンク「国際公共政策研究センター」にもほとんど顔を出さない(1月5−12日週刊現代)。得意の政局さえも無関心になり、泣きつく小泉チルドレンを突き放し、「煮ても焼いてもどうにでもしたらいい」と古賀選対本部長に伝え、「小泉に何を言っても無駄。だから清和会からは連絡もないようだ」(親しい知人)(1月3日―10日週刊文春)といった調子である。
次回選挙に立候補して政治家を続ける唯一の理由が、準備の整わない次男の政治家への時間稼ぎだというのだから国民も舐められたものだ。
それにしても、と思う。
自分の都合で政治家を続ける彼らの当選を、当たり前のように許す地元有権者よ、これ以上選挙を貶めてくれるな。今の日本の政治にはそんな余裕はない。日本再生の為に働く本物の政治家が一人でも多く必要な時なのだ。
「火の玉となって何が何でも勝つ」と新年会で語った小沢民主党代表よ、もし本気でそう思っているのであれば、その戦いの証として、真っ先に山口4区、神奈川11区に強力な野党統一候補を擁立すべきではないか。一騎打ちの戦いを挑み、メディアがこぞって注目する今度の選挙の主戦場にすべきではないのか。
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