★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK44 > 707.html
 ★阿修羅♪
奥克彦氏の不審死の理由を問わず、アメリカに隷従せよと説く岡本行夫氏(2)
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/707.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2007 年 11 月 28 日 19:30:54: twUjz/PjYItws
 

(回答先: 奥克彦氏の不審死の理由を問わず、アメリカに隷従せよと説く岡本行夫氏(1) 投稿者 クマのプーさん 日時 2007 年 11 月 28 日 19:28:52)

http://amesei.exblog.jp/6643479/

2007年 11月 28日
奥克彦氏の不審死の理由を問わず、アメリカに隷従せよと説く岡本行夫氏(2)

(前回の記事の続き)

奥克彦氏の不審死の理由を問わず、アメリカに隷従せよと説く岡本行夫氏(1)

<米情報機関に“丸投げ”された殺害事件調査>

 事件が発生して、当然外務省が緊急チームを結成して現地に調査団を派遣するのだろうと思っていたが、現地は危険だということでアメリカ側に全ての捜査を丸投げした形になってしまった。さらに、当時のニュース記事によると、日本政府はCIA(アメリカ中央情報局)に捜査を要請したらしい。

(転載開始)

 米、CIA動員し徹底捜査 日本人外交官殺害事件

 【ワシントン3日共同】イラクの日本人外交官殺害事件で、米政府は米中央情報局(CIA)などを動員、犯人グループ特定に向けた徹底捜査に乗り出した。米政府高官が2日、共同通信に明らかにした。

  事件を調べている米軍主体の連合軍暫定当局(CPA)が、米国の同盟国である日本と韓国、スペインの3カ国を計画的に狙った連続テロとの見方を強めたためで、捜査に全力を挙げている。
 CPA当局は、日韓とスペインが11月29日から30日にかけた同じ時期に襲撃、殺害されたことや、日本人外交官と韓国人技術者が事件当時に乗っていた車が一般のイラク人が所有している車種でないことに着目。犯行グループが、米国と親交のある外国人と分かって追跡したとみている。

 同高官は「犯行グループは特定できていない」とする一方で「CIAや米軍、国務省を動員、事件の真相を究明するため徹底した捜査を実施している」と述べ、事件に関する情報は日本政府に逐一報告していることを明らかにした。(共同通信)
[12月3日18時7分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000165-kyodo-int
共同通信(2003年12月3日)
(転載終わり)

 さらに、当時の『産経新聞』の報道によると、CPAのブレマー代表が、調査団を派遣しようとした日本政府に対して、「その必要はない。危険なので来なくて良い」と差し止めをしていたという風になっている。CIAが真相を隠蔽して捜査不能にしてしまったのではないかと疑いが残る。

 事件の真相については、いまだ公式的には調査中ということになっている。政府の及び腰姿勢をよそに、事件の真相について、いろいろな憶測が飛び交った。当初の共同通信の記事を否定するために、犯行組織は、「ムハバラト」という旧フセイン情報機関であるという報道がなされたり、「二人はくだもの屋の売店に寄ったところを襲撃された」という当初の米軍発表のズレを修正するためか、そういう事実はないという米軍のコメントが発表されたりした。さらに、当初事件翌日の「テレビ朝日」の報道では、二人のパスポートとIDカードが地元の部族長のところで米軍が発見したという報道がなされたが、「読売新聞」の報道では、ソブヒ・ハッダード特約通信員が、「畑に突っ込んだ車や遺留品はすべて米軍が回収」したと報じている。

 さらにビジネスマンのための夕刊紙である左翼系の「日刊ゲンダイ」(2003年12月3日付)では、「誤射か意図か分からないが米軍の仕業であることは真相」であるとかなり憶測を交えて報道している。

<民主党議員が提起した「米軍誤射説」>

 この事件の真相に関し、いわゆる「米軍誤射説」というものがある。私はこの説は採らないが、当時の状況を推定する上で何か手がかりになるだろう。
この誤射説を提示したのは、既に紹介した「日刊ゲンダイ」とアエラ編集長の田岡俊次(たおかしゅんじ)氏のほか、民主党参議院議員の若林ひでき氏と首藤信彦・衆議院議員である。若林氏は2月5日の国会で次のように述べている。

 そのほか、民主党中心の国会議員たちが、独自の調査を行っている。若林氏は公式プロフィールによると、ヤマハ出身労組出身で、電気系の労組の中央執行委員を務めた後、外務省一等書記官として奥氏とも仕事をした経験がある。民主党のイラク調査団として、奥氏の案内でイラク国内を調査した経験もある人物である。電機連合(全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会)というのは、日本の電機産業の従業員の労働組合であるようだ。

 若林氏のサイトには、独自の調査委員会の「報告書」が掲載されており、賛同議員の一覧もある。これだけの国会議員が、米軍による殺害説を主張していることはなぜか一切新聞では報道されない。
(若林氏のサイト:http://wakahide.com/diplomat.html


(引用開始)
http://www.janjan.jp/government/0402/0402241420/1.php

国会論駁!!!外交官は米軍に撃たれた
若林秀樹・参院議員の見解発表

 多くの謎がありながら政府の真相解明は進まない。解明しようという熱意も感じられない。業を煮やした若林秀樹・参院議員(民主)は、2月5日の参院イラク復興支援・有事法制特別委員会で、独自の「推論」と断りながら、「米軍が不審者と間違えて重機関銃で撃ったのではないか」という見解を明らかにした。

 若林氏の見解は、米軍が外務省に送った写真のうち次の3枚に着目している。
 
 1枚目。車両左側面の写真は、30発前後の弾痕が集中している。これは狙撃車から窓を開けて撃てるような撃ち方ではない。

 2枚目。車両右側面の写真は、まったく弾痕がない。いくら軽防弾車でも反対側からあれだけ撃たれれば貫通してなんらかの傷跡がつくはずだが、まったく弾痕がないのは、かなり高い位置から撃たれたに違いない。
 
 3枚目。車両正面の写真は、ボンネットの中央先端とウインドーの真ん中に銃弾の跡がある。これは人を狙っていない。

 これらの写真から若林氏は次のように推論した。
 この日、奥参事官らの車に先行して、やはり同じ復興会議に出席するCPAの幹部が乗った車列がバグダッドからティクリートに向かっていた。この車列の最前部と最後部は、高い位置に重機関銃を装備した装甲車(ハンビー)が護衛している。この車列は時速100km以上では走れない。

 一方、奥参事官らの四輪駆動車はスピードが出せるから、気付いたら追いついてしまった。そこで不審者と間違えられて、威嚇射撃(車両正面の弾痕)を受けた。奥参事官はCPAの人たちはよく知っている。右側の車線に出てヨコから説明しようとしたが、不審者と誤解されたまま、車両左側面から銃弾を浴びることになった。

 口径7・62mmで右回り4条の腔線を有する銃は、カラシニコフをはじめ世界中で多種多様なものが出回っている。米軍も使っている。奥参事官らは米軍のハンビー型護衛車に装備された機関銃で撃たれたのではないか。これが若林氏が参院の委員会で明らかにした見解だ。

 これに対して、川口順子外相は「先生のお考えはお考えとして承らせていただきましたけれども、政府としては真相解明が大事でありまして、真相の究明に一歩でも近づきたいと思っております」、小泉純一郎首相は「推論を伺っていましたけれども、私にはそういう専門的知識もございません。政府としては、真相解明に今後とも全力を挙げていきたいと思っております」と答えた。外相、首相とも、若林氏の推論を否定しなかった点が注目される。

 実際問題として、同じような誤射事件は起こっている。昨年9月18日、イタリア外交官ピエトロ・コルドーネ氏の乗った車が、ティクリート近郊で、米軍の車列を追い越そうとして、米軍の銃撃を受け、同乗していたイラク人通訳が死亡した。この辺りは「死の街道」と呼ばれ、米軍も厳重な警戒体制をとっている。他の地域でも米軍の誤射で友軍国の兵士やイラク市民が死亡する事件が相次いでいるが、フランクス米中央軍司令官は「それが戦争だ」と発言したこともあるぐらいだから、日本人外交官が謝って撃たれることも当然あり得ることだ。

http://www.janjan.jp/government/0402/0402241420/1.php
JANJAN (2004年2月26日)国会論駁!外交官は米軍に撃たれた

(引用終わり)

 以上のように若林氏は、ナンバープレートを外した、奥氏らの乗った車が米軍車列(ハンビー)を追い越そうとしたことから、米軍が危険車両として射撃を行ったという分析をしている。若林氏は事件が日本の友軍であるはずの米軍の誤射によって引き起こされた不祥事であることを考慮して、日米当局が共同して事実の隠蔽を行ったのではないかという仮説を立てている。当時は前月にイタリア軍に対する襲撃が南部のナシリアで発生するなど、米軍としては現地の治安情勢の悪化にぴりぴりしており、追い打ちをかけるように、誤射による同盟国政府要人の殺害が発覚すれば、自衛隊派遣反対世論に拍車がかかると懸念しただろう、と分析するのである。

 更に言えば、事件が発生してから、被害車両そのものが米軍・CPAの管理下に置かれていた事実や被害者の遺体がすぐに日本に搬送されたにもかかわらず、被害車両が事件発生から3ヶ月を経過してようやく日本に返還されたという事実、などをふまえれば、当然のように米軍の隠ぺい工作の疑いが浮上してくるだろう。

 これだけでもずいぶん衝撃的なのだが、さらに衝撃的な分析が現れた。犠牲者となった3人のうち奥克彦氏は、刃物で腹を切り裂かれたというのである。これは、当時ロイター通信によって配信された、遺体の動画映像をみた結果による一般人の分析である。たしかに切り傷のように見えなくもないが、私にはこの情報の真贋は判定できない。薬莢が現場に落ちていないのは不可思議な限りではあるが、遺体から銃弾が発見されたということを信用すれば、やはり射殺であろう。しかし、外務省の調査ではいまだに使用銃器が特定されていない。これは、使用したのが米軍の銃器であるために発表できないのではないか、という説がある。

遺体の写真
http://great.mailux.com/file_view.php?id=UP3FCB3439C5B19

<全く別の観点から殺害事件を考察する>

 以上が「米軍誤射説」の概要である。私はあとで説明するように、この米軍誤射説は取らない。可能性として考えられるのは、

@,一般的な見方通りに、イラクの抵抗勢力のゲリラ襲撃によって殺害された
A,アメリカの高度な意志による謀殺

の二つであろうと考える。

 @,の「ゲリラ説」も、あながち否定できない。いまから述べるA説はあくまで状況証拠にもとづいた仮説(論理的に考えればこうなる)というだけのものであって、現実というのは偶然に左右されるというのもまた真実であるからだ。

 またAと@が結びついた襲撃計画という線もある。裏で糸を引いているのは、アメリカ政府とCPA(占領暫定当局)であっても、銃撃を実行したのが現地のイラク人であるという事も当然起こりうる。ケネディを暗殺したのは、アメリカの軍需産業であっても、実行犯として使われたのがオズワルドであるというのと同じ事である。とくに今回の事件調査は、CPAとCIAが共同でかかわっていることを考えると、この線も否定できない。この場合、「3人を殺害したのはイラク人の勢力である」という命題と「3人を殺害したのは米国政府である」という命題はどちらも成り立つことになる。

 私はこの事件の真相を考える上で重要なのは、「二人が一体イラクで何をしていたのかということではないか」、と考えた。

<現代の明石元二郎だった奥氏>

 奥克彦氏は、イラクでの復興支援の状況を「イラク便り」というニューズレターで逐次報告していた。これはまだ外務省のサイトで閲覧できる。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/staff/iraq/index.html

 これを読んで頂ければもう分かるのではないか。奥克彦という外交官は、日本の第一級の情報官(インテリジェンス・オフィサー)であり、アメリカから視れば、日本のCIAと視られるような人物であったのである。外務省バッシングが、機密費流用問題が発覚して以来かまびすしいが、本来の外交官というものは命の危険を顧みず、自国の国益のために情報収集をおこなうというのが第1の任務である。

 奥克彦氏の仕事は、日露戦争の時の日本外交官、明石元二郎(あかしもとじろう)氏そのものである。タジキスタンで武装勢力に殺害された筑波大学助教授の秋野豊氏もそのような人のひとりである。

秋野豊 ユーラシア基金HP
http://www.akinoyutaka.org/

「産経新聞」(平成15年12月5日)の社説は次のように書いている。


(引用開始)

  わが国には「明石元二郎」というプロ情報員のお手本がある。日露戦争の最中、明石陸軍大佐は地下の革命運動家、レーニンの一派にふんだんに資金提供するなど数々の謀略工作を行い、当時のロシアの首都ペテルブルグで要人暗殺や工場のサボタージュを頻発させた。これによりロシア軍の東方展開に歯止めをかけ、対露戦争の勝利に貢献しただけでなく、一九一七年に帝政打倒のロシア革命を誘発した。明石大佐が明治政府から任された機密費は現在の貨幣価値で百億円強とされたが、自らの生活費は極力抑え、資金の約三割を政府に返却した。
 明石大佐が現代に残した教訓は、混乱する現地の人々の間に分け入って得られる情報(ヒューミント)と情報網構築の死活的重要性と、卓越した情報工作員ならたった一人でも歴史をも動かしうる働きが可能という点だ。

【主張】情報能力 現代版の「明石元二郎」を
[2003年12月05日 産経新聞]
(引用終わり)

 「産経新聞」のいうように、ヒューミント強化問題は、盗聴・偵察衛星が発達した現代にあっては見落とされてきた。
機密費問題で日本のマスコミは、外交機密費の無駄遣いという問題が事実としてあったにせよ、こういう重要な頑張っている外交官の意気を消沈させてしまった責任がある。

 そうなると問題は、「日本のインテリジェント・オフィサーであった、奥克彦氏がイラクで一体どのような活動をしていたのか」という点である。

<岡本行夫―奥克彦コンビの登場>

 この活動の内容については、奥氏が発信している「イラク便り」連載に詳しいが、ここでもうひとりの重要人物に登場して頂き、その人の文章を借りて、彼らの活動の実態を明らかにしよう。

 その人物とは、元外務省北米一課長の肩書きを持ち、この春まで小泉純一郎首相の特別補佐官を務め、現在は首相の外交顧問を務めている、岡本行夫氏である。

 岡本氏は、民間の活動としては、コンサルティング会社「岡本アソシエイツ」を運営しており、民間企業ばかりではなく、アメリカ、フランスの関係者にも太い人脈を持つ。この「岡本アソシエイツ」という名前については、私は「キッシンジャー・アソシエイツ」から採ったのかと思っていた。

 しかし、どうも実際には、現在米国務次官補を務める、知日派のジャパン・ハンドラーのひとりである、元ゼネラルダイナミック社重役の、リチャード・アーミテージ氏の運営するコンサル会社の名前にちなんでいるらしい。そのほか、岡本氏は、米知日派人脈として、マイケル・グリーン・現米国家安全保障委員会アジア上級部長や、トーケル・パターソン・同前上級部長らとのビジネスを通した交流もあると言われている。

 岡本氏は、米軍需コングロマリットの「ベクテル」社とのつながりも指摘されている。このベクテル社の重役経験のある、ジョージ・シュルツ 元レーガン政権国務長官こそは、今回のイラク戦争の背後にいる本当の黒幕であろう。そのような、「どす黒い」会社とのつながりがあったことから、今回の外交官殺害事件に関しての岡本氏行動が不審を呼んでいる。この点に関しては、詳しくは後で言及する。この岡本行夫氏の「裏切り者判定」も非常に難しいところである。

 その岡本氏が7月上旬に『砂漠の戦争―イラクを駆け抜けた友、奥克彦へ』という本を文芸春秋社から出版した。この本から分かることは、イラク復興支援に現地を駆け回った、奥氏らの「事実上の上官」が岡本氏であり、岡本氏は奥氏らが日本に挙げてくる情報を元に、日本の各企業に対する復興需要の「箇所付け」をやっていたということである。

 この本は、イラクに実際に岡本氏が訪問した際の体験記というべき内容も含まれており、この問題を考える上での「第1級の資料」である。この本を細部まで読み解して行けば、おそらく外交官殺害事件の真相も見えてくるはずである。

 むろん、岡本氏本人が「この事件は米軍の仕業である」ということを書いているはずがない。岡本氏は腐っても元北米一課長という、外務省親米派の重鎮というキャリアを持ち、現皇太子妃である小和田雅子氏とのロマンスも噂されるほどの人物であるからである。小和田氏との「ロマンス」については以下の「極東ブログ」というサイトに詳しい。(注:なぜか、「プリンセス・マサコ」という本では、雅子妃のロマンスの相手が奥克彦氏になっている)
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/02/post_49.html

 さて、岡本氏が、外交官殺害事件について言及しているのは同書の以下の部分である。岡本氏は、米軍誤射説を明確に否定している。

(引用開始)

 奥たちの車は米軍に誤射されたという議論が日本では長く行われた。
 米軍は走っている車にいきなり「乱射」はしない。普通は、まず奥たちの車輔に停車命令を発する。奥はCPAの身分証明書を持った人間だ。もちろん停車命令に応じる。その上、奥のことだ、「ちょうどいい、これから先ティクリットまで先導してくれ」と言ったに違いない。

 現に一ヶ月前、ティクリットのそばで道に迷っていた我々の車に、米軍が「どうしたのか?」と近寄ってきた。奥はこれ幸いと、「第四歩兵師団の本部まで案内してくれ」と申し入れた。先方は二つ返事で引き受けた。

 奥の車が米軍の車を追い越そうとして米軍にやられたというのだが、あり得ないだろう。奥もジョルジーズも、そのあたりはよく心得ている。相手が不審に思うような形での追い抜きなど、やらない。第一イラクは右側通行だ。追い抜いたところを撃たれたのなら、なぜ左側からやられているのか。なによりも、奥の乗るランドクルーザーは、手入れもよく高価で一見して個人の車ではない。どこかの組織の仕事用のものだとすぐわかる。イラクで活動する組織は、例外なくイラク安定化を支援するために来ている。つまり米軍にとって味方の車だ。いかに荒っぼい兵士であっても、このような車両にいきなり数十発も発砲しない。

岡本行夫『砂漠の戦争』(40頁)
(引用終わり)

 ただし、岡本氏の文章にはないのだが、外交官を乗せた車は、走行中ナンバープレートを外して走行していた。テロリストでなくとも米軍が誤認して銃器を乱射する可能性はある。岡本氏は別の箇所で次のように書いており、米軍の中には、ずいぶん荒っぽい思考をするを部隊司令官もいたことは事実である。

(引用開始)

(CPAのアメリカ人)調整官が重々しい口調で言った。
「この付近でイラン国境と接するワーシート県を最近ウクライナの軍隊が担当するようになった。このあいだウクライナ兵が制止したにもかかわらず車が検問に近づいてきたので、彼らはイラク人を二人射殺した。ウクライナの兵隊を見直した。こうでなくてはならない」

奥が顔をしかめた。

岡本行夫 『砂漠の戦争』(140頁)
(引用終わり)

 更に言えば派遣されていた米兵の中には州兵あがりの素人同然の若年兵もおり、慣れない緊張状態で猛突進してくる「不審車輌」に銃を乱射しないといいきれるだろうか。

(続く)


  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK44掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。