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(回答先: ジャーナリスト長井氏が日本に残した教訓;彼の死を無駄にしないとはどうすることか 投稿者 heart 日時 2007 年 9 月 29 日 17:15:57)
>今ミャンマーで起きている一般市民の殺戮は、軍隊が政府と結びつくことで起き得る最悪の事態だと私は見ている。
今回のビルマ人民に血の弾圧を行なったのは、一連の報道によれば一般の国軍兵士ではなく、治安専門の特殊部隊のようです。
軍隊をなくせば解決するという問題ではないと思います。国軍の一般兵士たち対して、国民の側に立つように運動することを叛軍闘争といいますが、今回のビルマでは叛軍闘争は無力で、治安専門の特殊部隊が前面に出てきて最悪の事態となりました。
>長井氏の死を本当に無駄にしたくないのなら、自衛隊という、平和主義に反する違憲の存在を解消させ、非武装・中立の立場から
>国際平和に貢献する道を日本は選ぶべきである。
自衛隊の存在を解消することは、言うことは簡単ですが一朝一夕ではできません。何よりも日本では国民の大多数が自衛隊の存在を認めているという現実があります。
ではどうすればよいのか。まずは現状の自衛隊の活動が、海外派兵を伴う明らかな違憲状態にあり、当初の姿であった専守防衛に徹した最小限度の武力を持つあり方に戻すべきです。これなら国民の支持も得られると思います。
最終的に自衛隊を解体することを理想としつつ、段階的に進めていかなければ実現するものも実現しなくなります。
>ミャンマーに対しては、民意を受け入れて軍政を解き、非武装国家を作るよう圧力をかけていくべきである。
この主張が空虚に聞こえるのは私だけでしょうか。ビルマの軍事独裁政権が存立し続けている唯一の理由が、中国がビルマ産出の天然ガスの最大の顧客であり続けているからです。中国は国連の安保理常任理事国であり、ビルマ軍事独裁政権に対する制裁には反対を表明しています。ビルマに対する他国の経済制裁はほとんど無力なのです。
ビルマの軍事独裁政権を打倒するのは、ビルマ国民自身だと思います。その手段として武装闘争を否定するものではありません。武装闘争を選ぶかどうかはビルマ国民自身が選択する問題です。中国からの支援がある限り、軍事独裁政権は存在し続け、ビルマ国民を抑圧し続けるでしょう。
私は、ビルマにおいて平和的手段による民主主義体制への移行はあり得ないと考えます。新たな段階に入ったビルマは、人民の武装による軍事独裁政権打倒闘争を要求しているように思います。そのとき、日本の心ある人たちには、ビルマの武装闘争を何らかの形で支援することが必要となるでしょう。
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