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(回答先: Re: 勘違いなさっているのでは。ビルマで弾圧を行なったのは治安専門の特殊部隊です。 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 9 月 29 日 18:53:24)
ダイナモさん、お久しぶりです。レスありがとうございます。
>今回のビルマ人民に血の弾圧を行なったのは、一連の報道によれば一般の国軍兵士ではなく、治安専門の特殊部隊のようです。
私も文章を投稿する前に、あれっと思ってグーグルニュースを確認したのですが、「兵士」という言葉が使われていたので、国軍兵士も関与していると判断しました。
ただ、いずれにせよ一言このことを断っておくべきだったかもしれませんね。
失礼いたしました。
先の投稿の論旨については、このことによる影響はないと思います。
国軍であれ治安部隊であれ、
<政府が管轄する武装勢力>
であることに変わりはないからです。
また、自民党の新憲法草案の九条には
------------------------------
第9条の2(自衛軍)
@ 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。
A 自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するための活動を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
B 自衛軍は、第1項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
C 前2項に定めるもののほか、自衛軍の組織及び統制に関する事項は、法律で定める。
------------------------------
が新設されています。
ここにある
「緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動」
との文言はまさに「治安維持活動」であり、
「治安部隊」といった名称をもつ武装集団の表向きの説明として用いられるようなものでしょう。
名前はどうあれ、一種の軍隊でありかつ政府と一体化した集団
であることに変わりはないと思います。
直属の管轄がひょっとしたら違うかもしれませんが、元締めが政府であることに変わりはありません。
>軍隊をなくせば解決するという問題ではないと思います。国軍の一般兵士たち対して、国民の側に立つように運動することを叛軍闘争といいますが、今回のビルマでは叛軍闘争は無力で、治安専門の特殊部隊が前面に出てきて最悪の事態となりました。
治安専門の特殊部隊は一種の警察という認識でしょうか。
武装した様子を見る限りあれは軍隊だと思います。
それに、無抵抗の市民に対し発砲するとあっては警察とは呼べないでしょう。
私は、武装すること、市民に対し銃口を向けること自体、問題だと思います。
その問題を解消するためには、政府管轄で武装できるのは警察それも(必要最小限の)刑法のもとに動く警察だけにとどめることが必要だと思います。
政府が武力を持ったらろくなことはない、ということを言いたいわけです。
その名目が「治安維持」であれ「国際紛争の解決」であれ「平和のため」であれです。
>自衛隊の存在を解消することは、言うことは簡単ですが一朝一夕ではできません。何よりも日本では国民の大多数が自衛隊の存在を認めているという現実があります。
>ではどうすればよいのか。まずは現状の自衛隊の活動が、海外派兵を伴う明らかな違憲状態にあり、当初の姿であった専守防衛に徹した最小限度の武力を持つあり方に戻すべきです。これなら国民の支持も得られると思います。
>最終的に自衛隊を解体することを理想としつつ、段階的に進めていかなければ実現するものも実現しなくなります。
「最終的に自衛隊を解体することを理想と」するということを置き去りにした議論に終始しないのであれば、段階解消論に賛成です。
>>ミャンマーに対しては、民意を受け入れて軍政を解き、非武装国家を作るよう圧力をかけていくべきである。
>この主張が空虚に聞こえるのは私だけでしょうか。ビルマの軍事独裁政権が存立し続けている唯一の理由が、中国がビルマ産出の天然ガスの最大の顧客であり続けているからです。中国は国連の安保理常任理事国であり、ビルマ軍事独裁政権に対する制裁には反対を表明しています。ビルマに対する他国の経済制裁はほとんど無力なのです。
中国に対しても圧力をかける必要があるでしょうね。
もっとも、アメリカが音頭をとろうとしている辺り、「自分のことを棚に上げてよくもまあ・・・」と思わずにはいられないのですが。
>ビルマの軍事独裁政権を打倒するのは、ビルマ国民自身だと思います。その手段として武装闘争を否定するものではありません。
>武装闘争を選ぶかどうかはビルマ国民自身が選択する問題です。中国からの支援がある限り、軍事独裁政権は存在し続け、ビルマ国民を抑圧し続けるでしょう。
>私は、ビルマにおいて平和的手段による民主主義体制への移行はあり得ないと考えます。新たな段階に入ったビルマは、人民の武装による軍事独裁政権打倒闘争を要求しているように思います。そのとき、日本の心ある人たちには、ビルマの武装闘争を何らかの形で支援することが必要となるでしょう。
政府側が武力を持っている限り非武装のデモ隊に勝ち目はない、と私も思いました。
しかしだからといって国民側も武装すればよいかといえば、そうではないでしょう。
悲惨な流血を生むだけです。内紛を奨励することはできません。
また、国連軍でない軍隊が介入して政府軍と対峙するといったことも、中国とアメリカの思惑の衝突などから、ベトナム戦争あるいは朝鮮戦争的な状況を引き起こすことが懸念されます。
ダイナモさんの主張は心情的に支持できますが、
流血を避ける意味でも、「政府が武装勢力ならこちらも」、ではなく、
政府を非武装化させることを考えるべきだと思います。
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