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(回答先: 民主党に投票することは、民主党に信任を与えることを意味する。与党に対しNOを言ったということを意味しない。 投稿者 heart 日時 2007 年 6 月 24 日 17:28:07)
先の東京都知事選から続くheartさんと反論者達の議論を見て私が感じている私見を書きます。
私は、子供の頃から政治について考えるのは、あるべき社会・文化・人心の理想像です。他には何もありません。
仮に、公正で、民生の豊かな文化的な社会になることで、(如何なる因果律かは問いません。)私自身が落ちぶれ、孤立し、貧しくなったとしても一向に構わないのです。第一、貧しい立場で公正な世界を見ることは、この上なく幸せな事です。古代から聖なる者は常にそうでしたから。
私は、heartさんにも共通した意識を感じます。
ただ、この社会を生きて経験して知った事は、多くの人はそうではなく、政治の中に自己の現世的利益を投影していると言う事です。
Tax payerの政治というのもそれに当たりますし、財政破綻を必然的に伴ってきたこの国の利権政治もこの範疇に入ります。
では、それ程明瞭な利害意識を持たない多くの人々はどうでしょうか。そういった人も漠然ながら、利害意識に囚われています。それは、多数派形成に現れます。少数派にはなりたくない。とりあえず、多数派の中に入っていれば、損はしないだろう、という意識です。マイノリティーにひたすら厳しい不公平な社会ほど、人々は事大主義の虜になり、富を独占する強者に阿ってゆきます。
それが、政策の内容よりも、少数派を排除した民主党支持、多数派工作の内実だと思います。
それは、貴方に闇雲に反論する人々の中に、消し難い私的利害性(場合によっては私怨)を見出した時に気付いた事です。
多数派に入らなければ生きていけないと感じさせる社会と、封建制から続く権力を制限する民力を持たず、際限ない強者の搾取を罷り通してきた階級意識が産み出す悪循環の渦から、今日も抜け出せない悲しい現状があります。
答えは明らかです。真の公正とは、私心無き理想のみが実現できるのです。古代古典の聖人の心は、単なる奇麗事ではなく、リアルで必須の現実だという事です。
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