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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu137.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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男女共同参画=ジェンダーフリーは共産主義に基づく革命思想
「子供を産む機械=女性」は唯物論のエンゲルスの発想なのだ
2007年2月2日 金曜日
◆急進的なフェミニズムはウーマン・リブ的共産主義
http://homepage2.nifty.com/khosokawa/opinion03d.htm
◆第1章 フェニミズムの本質とは
わが国では、社会のそこここでジェンダーフリーが猛威をふるっている。国会では、夫婦別姓の法制化をめざす提案が繰り返されている。これらの動きを推進しているのは、フェミニストと呼ばれる人たちである。
日本ではフェミニストというと、「女に優しい男」という意味で使われる。しかし、英語のフェミニストという言葉にこういう意味はない。フェミニストとは、フェミニズムを主張する人のことである。
フェミニズムとは、18世紀末、フランス革命の中から誕生した男女同権論に基づく女性の権利拡張の思想・運動である。その後、女性の権利は拡張され、性差による不当な差別は、少しづつ改善されつつある。この古典的な意味でのフェミニズムは女性解放論のことであり、女性の権利を獲得・拡張しようとする運動である。女性解放運動は、わが国でも戦前から行われ、婦人運動として、男女の平等・同権を訴え、女性の地位の向上と権利の拡大を唱えてきた。その限りではその主張は正当であり、戦後、わが国では法的・社会的に女性の権利の確立が相当程度、進んできている。
しかし、今日のフェミニズムの主流は、単に男女の平等・同権を求めるものではない。もっと過激な思想に変貌している。
わが国では、親子の情、夫婦の和を重んじてきた。そして、先祖を敬い、子孫の愛育に心を尽くしてきた。家族のつながりを大切にすることは、わが国の伝統であり、また国民の常識である。しかし、急進的なフェミニズムは、こうした伝統や常識を根底から覆そうとしている。
急進的なフェミニストは、誰もが女性に備わっていると信じている母性本能を否定する。母性本能などというものは、存在しないというのである。また、特に3歳までは母親が常に子供とともにいて子育てをするのが良いということは常識だが、これも、こうしたフェミニストは、男性が女性を支配するために作った虚偽の観念だという。そして、彼女たちは、すべての女性は家庭から出て、働くべきだと主張する。それゆえ、専業主婦は、彼女たちの攻撃の的である。彼女たちは、専業主婦の女性たちを、口を極めてののしり、罵倒する。
急進的なフェミニストは、結婚という制度は廃止すべきだと主張する。そして、個人の自由の拡大を主張する。結婚とか家族に縛られることなく、個人としての自由を追及したいというのである。このなかには、性的自由が含まれる。それは、フリーセックスの主張に結びつく。
急進的なフェミニズムの本質のひとつは、個人主義である。フェミニズムは、女性における個人主義の徹底を推し進める思想でもある。個人主義を徹底するならば、家族という人間関係は束縛となる。女性の自由拡大のためには、家族を解体しなければならない。それが、この運動の目指すものなのである。
個人主義は、西洋近代啓蒙思想の特徴の一つである。個人主義は、社会の基本単位は個人であると考える思想である。そこでは、親子・夫婦・祖孫などの家族関係を捨象した、抽象的な個人というものが仮設される。アトム的つまり原子的な個人を単位として人間関係を考えるのが、出発点となっている。そのため、西洋近代啓蒙思想では、個人と個人、集団と集団の間の関係を、力の関係としてとらえる。例えば、王と貴族や市民の関係を力関係としてとらえ、それをひっくり返そうとしたのが、近代デモクラシーである。さらに資本家と労働者の関係を力関係としてとらえ、これをひっくり返えそうとするのが、共産主義である。
その共産主義の影響の下に、急進的なフェミニズムは、男女の関係を階級対立の一種ととらえる。それゆえ、このフェミニズムの本質のまた別の一つは、闘争の思想である。急進的なフェミニズムは、夫婦関係、さらに一般の男女関係を、支配関係ととらえる。そして、女性が男性に支配されていると考え、この状態をひっくり返そうというのが、この種のフェミニズムである。
共産主義の始祖マルクス=エンゲルスは、西洋近代啓蒙思想を徹底し、すべての歴史は階級闘争の歴史であるととらえた。唯物史観は、階級闘争を社会発展の原動力とする。彼らはこの一面的な歴史観を、家庭・男女関係に持ち込む。階級闘争を、家庭の中から行おうというのが、共産主義的なフェミニズムなのである。実際、このフェミニズムが主張する「結婚制度の廃止」も、「家族の解体」も「性的自由」も、共産主義が唱えてきたものである。
共産主義的なフェミニズムは、共産主義の女性解放運動の新たな形態である。また、それはフェミニズムの新たな発展形ともなっている。共産主義の始祖・マルクス=エンゲルスはもちろん、その後、彼らの思想を継承・発展させたレーニンや、ルカーチ、グラムシ、フランクフルト学派、ライヒ、マルクーゼ等の理論が、こうしたフェミニズムの背後にある。特に既成の文化を破壊することを革命の手段とする共産主義の一派の影響が、色濃く現れている。
それと同時に、今日のフェミニズムには、アメリカで生まれたウーマン・リブの思想が流れ込んでいる。ウーマン・リブは、それまでの女性解放運動・女権拡張運動を、極めて急進的なものにした。既成の道徳や秩序を徹底的に破壊しようとするものである。ドラッグ(麻薬)やフリーセックスが肯定され、同性愛も肯定されている。
それゆえ、今日の急進的なフェミニズムは、共産主義とウーマン・リブとが合体した、ウーマン・リブ的共産主義と見ることができる。これは、共産主義革命運動の新たな展開であると同時に、人類の精神文化を破壊しようとする危険な運動である。このことを確認するために、本稿を書くものである。(ページの頭へ)
◆第15章 ジェンダーフリー派の登場
第13章に、新左翼の中から、ラディカル・フェミニズムの家族論をとりこんだ「マルクス主義的フェミニズム」が登場し、この共産主義化したフェミニズムこそ、今日の日本で影響力を振るっている思想であると書いた。そして、この思想の中から、ジェンダーフリー運動が出てきた。「ジェンダー」とは、生まれつきの男女の差ではなく、社会的・文化的に作られた性差を意味する言葉とされる。ジェンダーフリーとは、そうした社会的・文化的性差がなくなった状態という意味だろう。フェミニズムは、女性の権利を獲得・拡大する思想・運動であり、本来、ジェンダーフリーとは別のものである。しかし、ジェンダーフリーを唱え、急進的に進めようとするフェミニストが、日本に登場した。ジェンダーフリーという言葉自体、和製英語である。
平成11年6月、「男女共同参画社会基本法」が制定された。そして、「男女共同参画社会の実現」のかけ声のもと、具体的な政策・施策が国や各自治体で進められてきた。その結果、ジェンダーフリーの思想があらゆるところを席巻し、わが国の常識や伝統を覆すような事態が起こっている。
「男女共同参画社会基本法」の制定は、ジェンダーフリーを推進する学者がブレーンとなっていた。その中心人物が、東京大学の大沢真理教授である。大沢氏は、男女共同参画審議会の男女共同参画会議・影響調査会会長だった。また、同法の解釈や運用に、強い影響を与えている学者に、東京大学の上野千鶴子教授がいる。
ジェンダーフリー運動の大本の思想を支えているのは、この二人の女性東大教授である。二人は、「ジェンダーフリーの2大教祖」ともいわれている。
大沢氏は、上野氏との対談で、同法について、「ジェンダーそのものの解消を目指すことを議論し尽くした上ではっきり決めた」と話している。そして、「政府はジェンダーそのものの解消を志向している」と主張している。大沢氏や上野氏の解釈では、「男女共同参画=ジェンダーフリー」なのである。性差を否定・解消することが、彼女らの真の目標なのである。
ジェンダーフリー派フェミニスト、大沢真理・東大教授は、次のように語っている。
「セックスが基礎でその上にジェンダーがあるのではなくて、ジェンダーがまずあって、それがあいまいなセックスにまで二分法で規定的な力を与えている、けれど本当はあなたのセックスはわかりません、ということ」だと。
このような考えに持つ大沢氏は、「女で妊娠したことがある人だったらメスだと言えるかもしれないけれども、私などは妊娠したことがないから、自分がメスだと言い切る自信はない」とまで言う。(『上野千鶴子対談集 ラディカルに語れば』平凡社、平成13年)
ジェンダーフリー運動の中心人物、東大の大沢真里教授
(私のコメント)
昨日の続きになりますが、福島瑞穂議員や辻本清美議員などが「子供を産む機械」と言う言葉になぜヒステリックに反応するのかと言うと、共産主義思想におけるエンゲルスの唯物論を分かりやすく言ってしまったからだ。エンゲルスは、女性が真に解放され、真に男女の社会的平等が実現されるためには、まず女性が家庭から出て働くことが必要だと言っている。
さらには家族を廃止して、子育てや教育は、家庭ではなく社会的に集団で行うようにする。そして別の形態の人的結合を造ることが必要だと言っているのである。すなわち「女性は子供を産む機械」であり、女性が真に解放され、真に男女の社会的平等が実現されるためには、まず女性が家庭から出て働くことが必要だと言っている。
柳沢厚生大臣は東大を出たから共産主義運動にも理解があって、それが講演の時にふと、「女性は子供を産む機械」という言葉が出てきたのではないかと思う。エンゲルスの言っている事は家庭を解体してこそ女性は解放されるという事であり、出産や育児などは集団で行なうとしている。
昨日紹介した渡部昇一教授はイスラエルのキブツの例を紹介していましたが、女性を育児と夫への依存から解放する形態をとっていましたが、その試みは失敗した。まさにイスラエルこそが真の共産主義国家として誕生したのですが、これでは周りのイスラム諸国から排斥されるのは当然だ。
《 エンゲルスは、女性が真に解放され、真に男女の社会的平等が実現されるためには、まず女性が家庭から出て働くことが必要だと言っている。働いて経済的に自立することを、エンゲルスは主張しているのである。さらには家族を廃止して、子育てや教育は、家庭ではなく社会的に集団で行うようにする。そして別の形態の人的結合を造ることが必要だと言っているのである。 》
老人に対する介護保険制度もエンゲルスの発想から作り出された制度であり、日本国政府は名前を変えただけの共産主義政策を実施しているのだ。東大を出たインテリ官僚達はいまだに共産主義にかぶれており、日本を真の共産主義国家に変えようとしているのだ。
《 話を戻すと、マルクスは、『ドイツ・イデオロギー』で、家父長制家族の長は、妻子を財産と考えると述べている。エンゲルスは『家族、私有財産及び国家の起源』のなかで、女性差別の根源は家父長制にあると論じた。そして家父長制を打ち倒そうとする。これと同時に、彼らは一夫一妻制の結婚という制度を打ち壊そうとする。 》
ドイツと日本は家父長制家族で共通していますが、ドイツも日本もアメリカ占領軍により家父長制度は解体されてしまった。家父長制が解体されてその代わりとして介護保険などによる国家による老人介護制度などが導入されて、日本の老人達は株式日記で書いたように地方に老人達は残されて現在の姥捨て山に捨てられたようになっている。
《 これによって、家族に基づく社会全体の秩序が崩れる。その結果、すべての人間は、夫婦・親子の関係すらない個人としてバラバラに分解され、改めて集合した社会となる。これが、マルクス=エンゲルスの考えた共産主義社会実現の方法である。 》
ジェンダーフリーという男女共同参画法は名前を変えた共産主義運動であり、全国の小学校で過激な性教育で問題になりましたが、そのことによって小学生のうちからフリーセックスに抵抗感を無くす事をしている。だから最近の中学生や高校生の性の乱れは、ジェンダーフリー教育が原因なのだ。
《 青少年の性行動や家族の秩序が混乱したため、堕落と離婚が激増した。その結果、出生率が激減し人口が増えなくなった。家族関係・親子関係が弱まったため、少年犯罪・非行が急増した。少年による暴行傷害、重要物の破壊、住宅への侵入略奪と殺傷、学校襲撃と教師への暴行、婦女暴行が横行した。 》
現代の日本で起きている性の乱れはソビエトでも起きていた事であり、ソ連の性の乱れは多くの浮浪児を生み出し、家庭の崩壊を招いて、やがてはソビエトの崩壊につながった。しかしその思想はアメリカのニューディーラーなどに引き継がれて、戦後の日本のGHQの政策として浸透していった。
《 しかし、共産主義は死んではいない。共産主義的文化革命は、アメリカや日本で社会の隅々まで根を張っている。アメリカでは、1960代以降、たった3分の1世紀の間に、かつては反文化的と非難されていた文化が支配的となった。フリーセックス、ドラッグ、同性愛等がそれだ。それが、アメリカニズムの流行によって、西欧・日本にも深く浸透している。その源に、共産主義の革命戦術があるとは大衆は気づいていない。 》
福島瑞穂社民党代表や辻本清美議員といった女性活動家は、全共闘活動家のなれの果てですが、もともとは共産主義活動家であり、ソ連の崩壊により共産主義の看板は下ろしたが女性解放運動家として生き延びる事が出来た。そして現在の国会や政府部内にも勢力が伸びている。
《 90年代には、フェミニズムは権力の中に入りこんだという。「90年代になると、フェミニズム運動の戦略は一新される。国政のレベルで、国家の立法を左右し、フェミニズム的な法律を制定させ、国や自治体の政策としてフェミニズムを実施させる作戦が表面化した。まず夫婦別姓法案を画策し、しきりに世論操作をして、何度も世論調査を実施したが、つねに国民の半数以上が反対という結果が出た。業を煮やしたフェミニストたちは、正面突破作戦を立て、『男女共同参画社会基本法』を成立させてしまった。 》
最近になってようやく国会議員たちもジェンダーフリー教育が共産主義思想によるものだということに気がついて見直しが始まっている。男女共同参画法が成立した背景には、中央官庁などにも隠れ共産主義者が潜り込んでおり、ゆとり教育なども彼らの活動による成果なのである。
《 わが国の政治家たちは、マルクス主義フェミニスト・デルフィでさえ「仮説」に過ぎないと言っているものを、大沢氏の能弁に圧倒され、科学的真理であるかのように誤解し、男女共同参画社会基本法を制定してしまった。ジェンダーフリーが共産主義に基づく革命思想だということに気づかずに、国を挙げて全国に押し広める形になったのが、近年の混乱なのである。 》
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