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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20071101/20071101_008.shtml
取材で知り合った女性記者にわいせつ行為をしたとされる長崎市の企画部長の男性(59)が1日未明、同市内の山中で首をつって死んでいるのが見つかった。長崎県警浦上署は自殺とみている。女性記者は現在、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されている。同市は同日、部長から事情を聴くなど本格的な調査を始める予定だった。
田上富久市長は「大変驚いている。部長には事実関係を説明してほしかった。市民に心配をかけ、深くおわびする」と話した。
同署の調べでは、1日未明、部長の家族から「帰宅しない」と同署に届け出があり、署員が家族らと捜索。午前2時前、同市虹が丘町の登山道入り口付近で、ネクタイを木にかけて首をつっているのが見つかり、現場で死亡が確認された。死因は窒息死。遺書は見つかっていないが、この問題で同僚らに悩みを打ち明けていたという。
部長は10月31日は通常通り勤務した後、知人と飲食。遺体発見時はスポーツウエア姿で、一度帰宅した後、車で現場に向かったとみられる。
部長は原爆被爆対策部長だった今年7月下旬、原爆問題などを担当していた女性記者にわいせつな行為をしたことを10月30日、田上市長に認め、同市長は1日から調査するよう指示していた。
女性記者が勤務する報道機関によると、記者は8月中旬以降、体調を崩して会社を休み、医療機関でPTSDと診断され、治療中という。
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●調査の矢先 市長ら困惑 「解明難しく…」
現職の企画部長が女性記者にわいせつ行為をしたとされる問題が発覚した長崎市役所に1日、衝撃が走った。市が本格的な調査に乗り出そうとした矢先の部長の自殺に、田上富久市長は「事実関係を調査するので、(部長には)きちんと対応してほしいと求めていたのだが…」と戸惑いを隠せなかった。
田上市長は同日午後1時から会見。10月30日に部長から事情を聴いた際、部長が「(女性記者とは)取材で会ったわけではない。暴力をふるったり地位利用はしていない」と語っていたことを説明する一方、同日、女性記者が所属する報道機関から「強(ごう)姦(かん)事件と受け止めている」との見解を示されたことも明らかにした。
また、市長は部長の行為について「事実とすれば、不適切と言わざるをえない」としたが「(部長の死により)事実の解明が難しくなった」との認識も示した。
=2007/11/01付 西日本新聞夕刊=
2007年11月01日14時48分
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