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(回答先: Re: 客観的な意見とは 投稿者 あっくん 日時 2008 年 1 月 07 日 11:54:47)
「客観的な意見とは」というタイトルだけに反応します。
分かっていることとは思いますが、「意見」は主観的なモノです。
下記から抜粋すると
>事実とは「正誤(あるいは真偽)を問える事柄」を指します。
>「意見」は、正誤(あるいは真偽)が問えない事柄を指します。ある人は同意するかもしれないし、反対するかもしれません。明確な判断基準が存在しないので、最終的には各個人の主観に委ねられます。
http://www3.bus.osaka-cu.ac.jp/mslab/writing/chap1.htm
事実と意見の区別
論文の作成は、別の言い方をすれば、あるテーマについて客観的な事実を示した上で、自分の主観的な意見を述べる作業です。このため、どこまでが事実で、どこからが自分の意見なのか、厳密に区別しなければなりません。
しかしながら、しばしば事実と意見が混同されることが多いのが実情です。資料の内容を適切に把握できず、「意見」を「事実」とを誤認したり、自分の意見をあたかも事実のように語ったりする例が後を絶ちません。これは、事実と意見を区別するための訓練が十分になされていないためです(木下, 1990)。
たとえば次の文章は事実でしょうか、それとも意見でしょうか。
リンカーンは、最も偉大なアメリカ大統領である
日本が高度成長を遂げたのは、日本人の国民性が勤勉だからである
最近の大学生は、学習意欲が欠如している
ヨーロッパの町並みは、美しい
映画『タイタニック』はすごかった
注意しなければならないのは、ここで言う「事実」とは、必ずしも「正しいこと」を意味しているわけではないことです。たとえば、
「新幹線は1965年に開通した」 (正しくは1964年)
という文章について、我々はしばしば「それは事実ではない」と答えたりします。しかし、この文章は「事実」について述べています。もう少し分かりやすく言うと、「誤った」事実を述べているわけです。
このように事実とは「正誤(あるいは真偽)を問える事柄」を指します。したがって、そこには明確な判断基準が存在します。反対に「意見」は、正誤(あるいは真偽)が問えない事柄を指します。ある人は同意するかもしれないし、反対するかもしれません。明確な判断基準が存在しないので、最終的には各個人の主観に委ねられます。
したがって自分の意見を相手に納得してもらうためには、何らかの策を講じる必要があります。一般的には、それを支持する事実を、3つ提示するのがよいとされています。2つでは少ないし、4つ以上では多すぎるということで、3つという数がよいのだそうです。
自分の意見を事実によって補強することで、その意見に妥当性を持たせることができます。それをしなければ、単なる独り善がりの主張に過ぎません。またそのような意見を、鵜呑みにするべきでもありません。