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死刑制度に関して、妥協案を考えてみました。
裁判所の判決の選択肢としては、現行通り「死刑判決」を存続させる。
しかし、その刑の執行に際しては、「被告」「被害者遺族」双方の承認が必要とするのである。
つまり、どちらか一方でも「拒否権」を発動すれば、「国家による殺人」は回避される。
ただ、死刑囚側に拒否権を持たせたのでは、犯罪抑止力が減少するのではないか?という意見も
当然出てくるだろう。
そこは工夫が必要なところなのだが、普通の「終身刑」というものではなく、
「一生を被害者遺族のために奉仕させる活動を負わせる終身刑」が良いと思う。
このようにすれば、犯罪被害者への被害回復にも役立つし、死刑囚にしてみれば、
「死を免れた代償」として、「一生、被害者遺族の奴隷的存在」になることを意味するから
相当な「刑罰的効果」は期待できるだろう。
それに、死刑執行の承認権を、被害者遺族側にも与えているということは、
「死刑囚」に対して、簡単に「死ぬ権利」を認めないという意味で、
被害者遺族感情に、今より多くの裁量権があるということである。
遺族によっては、死刑囚が自ら死刑の執行を望んだとしても、「簡単に殺すのは、もったいない」と
「一生、奴隷化刑」を強いるような場合も出てくるだろう。
「国家殺人の回避」「被害者遺族感情の重視」「犯罪抑止力の維持」の
三方一両得を目指すためには、このような制度に変えざるを得ないのではないか?
それに、もう一つのメリットとしては、死にたい死刑囚にも、死ぬための努力(被害者遺族に死刑執行を
認めてもらえるように説得する活動)をした上で、合意が得られれば、「死ぬ自由」が与えられているという
ことである。
いろいろな立場や考え方の人間が居る中では、是非、検討に値する提案ではないでしょうか?