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「自分が所属している組織の拡大・繁栄を求める気持ち」と
「自分が所属している国家や地域の繁栄を求める気持ち」は、同じような感情だ。
ワヤクチャさんは、自分が所属している組織が雇用を拡大したら、それは、ものすごい
社会的な意義があるかの如く言うが、他の小売業者の売上・雇用減少という側面は見えていないようだ。
世界に2つしか小売業者がなかったとして、1億円のパイを取り合うことを考えたら
すぐわかることだ。AとBが、5千万円ずつ分け合っていた状態から、どちらかに
傾けば、即、雇用に影響を与えるのは明白だろう。
要は、縄張り争いに、どっちが勝つかぐらいの意義しかないのだ。
そして、みんな自分は負ける側になりたくないと思っているし、強く勝ちたいと思うものだろう。
それ自体、ごく自然な感情だし、責められるべきものではないだろう。
そういう意味では、ワヤクチャさんも、普通の人間だ。
さて、上記文章中の「小売業者」のところを、「国家」「地域」に置き換えてみよう。
世界に2つしか国家・地域がなかったとして、1億円のパイを取り合うことを考えたら
すぐわかることだ。AとBが、5千万円ずつ分け合っていた状態から、どちらかに
傾けば、即、雇用に影響を与えるのは明白だろう。
要は、縄張り争いに、どっちが勝つかぐらいの意義しかないのだ。
そして、みんな自分は負ける側になりたくないと思っているし、強く勝ちたいと思うものだろう。
それ自体、ごく自然な感情だし、責められるべきものではないだろう。
自分が所属する組織の拡大に意義を見出している人間が、世界人民の連帯を呼びかけていることの
滑稽さに気付きませんか?
貴方の組織の拡大の割りを食って、負け組になってしまった側は、連帯しようなんて気持ちになんか
ならないでしょう。
中国人労働者の拡大の割りを食って、所得を減らされた日本人労働者も快くは思わないのです。
それが、普通の人間の感覚というものです。
「企業益の追求」と「国益の追求」は、同じ利己主義的感情の発露なのです。
それは、普通の人間なら、ほとんど大多数の人が、否応なしに、持っている感情です。
そして、ワヤクチャさん。 あなたも、その大多数の普通の人間の中のひとりです。