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(回答先: 「小さな政府」の方向では「助けられない」←ここが、わたしと認識が違うところです 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2007 年 9 月 11 日 01:03:36)
>最大多数の最大幸福さん どうもです。
>【「政府は、直接、事業をするべきではない」というのが基本です。】
>【政府は、ルール作りと所得の再分配に徹すればいいのです。】
その「ルール作り」と「再配分」の判定、審査、徴収、配分は誰が行うのでしょうか?
http://www.bk1.jp/review/0000431260
【日本の公務員比率が国際的に見て高いか低いかご存じだろうか? この本を読めば分かるが、人口千人当たりの公務員数(中央・地方を合わせて)は、資本主義国ながら社会主義的色彩の濃いフランスで96人、最も資本主義的で自己責任主義の国とイメージされがちな米国ですら80人なのに対し、日本では35人しかいない。】
国際水準で見ても「少数精鋭で頑張っている」と思われる公務員に対し、それを更に減らして何を期待できるのでしょう?
「忙しいので手が行き届かない環境」を与えながら、「キチンと仕事をしていない」というのは「現場を顧みない資本家・経営者」の見方でしょう。
最大多数の最大幸福さんの考え方は、「奥さんの苦労を評価しない旦那さん」の考え方なのです。
「目の届かない所ではサボっているに違いない」という他人不振の考え方であり、基本的に「他人を信頼できないという人間性悪説になっています。」
公務員でなくても「民間でできる」と言うことはあるでしょう。
しかし、そのためには「先に民間が全国ネットを構築し、公務員を駆逐するべき」なのです。
結論が先に来てはいけないのです。
「公務員には任せられない。」という前提は良いでしょう。
しかし、公務員を先に駆逐して、その後「民間でやっても駄目だった」では、そのサービスは消滅してしまいます。
「年金」という制度を例に取ると、「国がだらしないなら」民間でやって、官よりも良いサービスで「官を駆逐する」のなら良いのですが、先に「官を駆逐して、その後民間でやって、結果論として、破綻した。もしくは官より酷いサービスに成り果てた。」では「年金制度が必要ならば、最終的には泣くのは在民」でしょう。
その意味で「小さな政府が良い」という結論が先に来るのがおかしいのではないでしょうか?