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(回答先: すべて賛成ですが、あえて、懸念点を、ひとつ 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2007 年 8 月 16 日 01:09:42)
>最大多数の最大幸福さん どうもです。
浅学非才のKの案ですから、穴はあるのはある意味当然で、数字はかなり大雑把になっています。金融資産では「タイトルでは3000万円で本文では4000万円になっていますし・・・」
それを承知の上で、さらに解説します。
今の日本の大きな改良点は3つです。
まず、このままでは「国の財政赤字は雪達磨式に無限に巨大化していく」と云うこと、その場しのぎの是税策(=消費税増税とか)だと、庶民の生活が破綻してしまうし、根本的には解決にならない。余剰資金は「国に還流するというシステムを構築しないと国家破産に達する可能性は高い」という問題点。
金の亡者というような「貯蓄オタク」が金融市場を歪め「貯蓄する」ので、不景気感が漂い。数字的には戦後最長の好景気とか言われながら、庶民には縁のない「格差社会の上層部だけの好景気」となっている。ここは、貯蓄を吐き出させる(不動産購入でも可)ようにしないと閉塞感が強い。
責任感と言うものがない人間が増加し、権利主張をするだけの人が増加している。
ここは、金融資産という持ち運び可能な、しかも「電子マネー」といった資産だけを持った「根無し草のような住所の定まらない。旅の恥は掻き捨て」というような人生観も可能になっている。
ここはバブルの崩壊以降、不動産資産と金融資産のバランスが崩れているという部分もあるのかもしれないが、金融資産の重視に振れすぎ、大都市集中的な人口移動に繋がり、地域間格差、地方過疎に繋がっている。
日本人の総金融資産は約1400兆円と言われているが、竹村正義大臣が財政赤字300兆円を騒いでから、今日の1000兆円超えとも言われる財政赤字に膨らんだ時間から逆算すると、あと10年くらいで「国民からの借金」では済まなくなるとしか考えられない。今までだってペイオフ制度の導入とか「政策的な手は打ってきた」のに借金は膨らんできて、小泉氏ですら30兆円の赤字国債は発行した。
極端に言えば「財政赤字はゼロにしなくても良い」が、確実な「歯止めとなる」安全装置としての「増えすぎた個人資産は国に回収できるシステム」と「理論的に借金の無限拡大を防止できる仕組み」を導入することが必要である。
それと同時に「お金を使ってもらう工夫」と「人の繋がり、親子の絆、地域の中で責任感を持って生きていくという価値観を育てる工夫」もできれば、それにこしたことはないと考えています。