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(回答先: 共産党の個々の人材には「素晴らしい人が多い」でしょうから、そこは活用しなければいけません。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 8 月 10 日 23:15:56)
Kさん、こんばんは。
明日からまた冬眠に入りますが、今日はちょっと投稿します。
>個々の人材の輝きを消してしまっているのが「イデオロギー集団、共産党」です。
同感です。
個々の人はとても個性的だと思います。
しかし、対外的に何かを発言するとなると、毎日赤旗を読むせいでしょうか、赤旗の論調、志井の論調と似てくる。
言葉遣い、主張内容など、ほとんどカーボンコピーの世界になっていきます。
それはなぜなのか。
原因は共産党の規約にあると思います。
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日本共産党規約第五条
党員の権利と義務は、つぎのとおりである。
(一) 市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす。
(二) 党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない。
(三) 党内で選挙し、選挙される権利がある。
(四) 党の会議で、党の政策、方針について討論し、提案することができる。
(五) 党の諸決定を自覚的に実行する。決定に同意できない場合は、自分の意見を保留することができる。その場合も、その決定を実行する。党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない。
(六) 党の会議で、党のいかなる組織や個人にたいしても批判することができる。また、中央委員会にいたるどの機関にたいしても、質問し、意見をのべ、回答をもとめることができる。
(七) 党大会、中央委員会の決定をすみやかに読了し、党の綱領路線と科学的社会主義の理論の学習につとめる。
(八) 党の内部問題は、党内で解決する。
(九) 党歴や部署のいかんにかかわらず、党の規約をまもる。
(十) 自分にたいして処分の決定がなされる場合には、その会議に出席し、意見をのべることができる。
(http://www.jcp.or.jp/jcp/Kiyaku/index.html)
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これを読むと、党内では自由な議論が許されています(知り合いの党員も、党内ではいくらでも意見を出せるし、党中央も聞く耳を持っており、逐一フィードバックしてくれたりもすると言っています)。
しかし、問題は、
「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない。」
という文言です。
党の中では何を言ってもいいが、外に対しては、一つの主張に沿った意見しか言ってはならない。
これは党の結束を強めるためのものかもしれませんし、民主党のように、意見がバラバラだと批判されないためにも、意味のあることかもしれません。
しかし、この規約があるから、共産党の政治家や候補者は自由に個性を出していくことができないのではないかと思われます。
これでは、共産党の
「自由と民主主義の宣言」(http://www.jcp.or.jp/jcp/Sengen/index.html)
が泣くというものでしょう。
そのようなやり方を党員に対し押し付けておいて、「市民的政治的自由の圧迫」を批判できるのか。
仲間内でしか自由に発言できないとあっては、党員が内に閉じこもりがちになり(共産党が関係している集会以外のものにはあまり参加しない傾向にある)、仲良しクラブ以上のものを作れなくなり、運動に広がりをもたせにくくなるのではないか、と思います。
このような閉鎖性は、日本共産党を中国共産党、ソ連共産党と類似視する見方にもつながり、共産党自身にとっても好ましくないでしょう。
共産党は、政策以前の問題として、アメリカや日本政府、メディアが国民に植え付けてきたマイナスイメージというハンデを負っています。
このマイナスイメージを払拭することができなければ、共産党はいつまで経っても、政策の内容でなく、姿勢(唯我独尊、etc.)のこと、旧ソ連、中国、独裁、といったイメージとの連想で叩かれ続けることになってしまうでしょう(中国やソ連に対し自主独立路線を貫いてきたことなど、ほとんど誰も知る由もなく、もし知られたとしても、かえって、孤立主義だ、やはり唯我独尊なのだ、と叩かれる始末)。
共産党の党利党略としては、現在の規約が党員に押し付ける「対外的な思想・信条の不自由」をやめて個々の党員、政治家の魅力的な個性(そう、党員の人たちは人間的にも魅力的!)を全面に押し出すことが必要だと思います。
そして、「国民利国民略」としては、共産党に対し、そうするよう圧力をかけていくことが必要だと思います。
党利党略ならぬ「国民利国民略」のススメ
http://www.asyura2.com/07/senkyo37/msg/395.html
投稿者 heart 日時 2007 年 7 月 01 日 00:01:50: QS3iy8SiOaheU
≪民主党に対する問題意識はこちら↓≫
□各種労働関連法制作り・改悪に対する各党の賛否:紛れもない事実から目をそらすな
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/128.html
投稿者 heart 日時 2007 年 7 月 22 日 02:33:48: QS3iy8SiOaheU
□民主党は既に経団連の政策評価に基づいた政治献金を受け取っている
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/195.html
投稿者 heart 日時 2007 年 7 月 23 日 00:11:54: QS3iy8SiOaheU
□肝心なところでは国民を裏切るのが民主党
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/357.html
投稿者 heart 日時 2007 年 7 月 24 日 22:38:41: QS3iy8SiOaheU
≪二大政党制に対する問題意識はこちら↓≫
□小泉劇場批判者らが二大政党化キャンペーンに乗っかるという矛盾。真の支配者による支配も格差も永遠に続いてしまいそうだ
http://www.asyura2.com/07/hihyo6/msg/211.html
投稿者 heart 日時 2007 年 7 月 26 日 22:24:30: QS3iy8SiOaheU