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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071115k0000m040084000c.html
「船場吉兆」(大阪市)の期限切れの商品を販売していた「吉兆天神フードパーク」のパート従業員らが14日、福岡市内で会見し、入店時から張り替えが日常化し、同社の湯木尚治取締役から直接、期限を偽装するよう指示されたことなどを明らかにした。「パート従業員が独断で表示シールを張り替え、本社は知らなかった」とする湯木取締役の説明を大きく覆す内容。同社は表示期限の偽装に加え、農水省などにも虚偽の説明をしていた疑いが濃厚になった。
会見したのは、福岡市の百貨店「岩田屋」の地下食品売り場にある「吉兆天神フードパーク」で、約3年半にわたって現場責任者を務めていたパート従業員の女性と山口健一弁護士、元アルバイトの女性3人。
会見によると、パート従業員は04年5月に入店。アルバイトの1人が05年10月から働き始めた時には、表示期限の張り替えが始まっており、その場に社員が居合わすこともあった。
06年2月ごろ、パート従業員が「栗甘煮」の賞味期限が切れそうになっているのを見つけ、九州を統括する湯木取締役に聞くと「延ばして売りや」と指示された。また、アルバイトの女性が賞味期限が切れそうになった別の総菜を購入したいと思い、パート従業員を介して湯木取締役に相談すると「そんなん日持ちするんや。1カ月延ばしい」と指示されたという。
06年2月には、岩田屋とは別の百貨店の催しで売れ残ったプリン約200個を湯木取締役と社員が「フードパーク」に運び込み、湯木取締役の目の前でアルバイトやパート従業員らが賞味期限のシールをはがし、張り替えたこともあった。
4人は、農水省などの調査で判明した商品以外に、「そら豆」などの商品でも、期限表示の張り替えがあったと指摘。商品名や在庫、売り上げ個数などを商品別に記した日報を毎日、大阪の本社にファクスしていたことから「それらを見れば、本社でも(賞味期限切れ販売があったことは)分かるはず」と述べた。
今回の問題発覚後、パート従業員は、湯木取締役から「発注、管理などをすべてパート従業員がやったこと」とする書類を見せられ、署名・なつ印を求められた。知人を介して山口弁護士に相談して拒否したという。
4人は「私たちに『これは会社の責任。後は責任を取るから』と言っていた湯木取締役が、会見で『パート従業員がすべてやった』と言ったのを見て、信じられない会社だと思った。それを証明したくて会見を開いた」などと語った。
毎日新聞は、4人の会見について、湯木取締役の携帯電話に取材を申し込んだが、回答はなかった。【食品偽装取材班】
毎日新聞 2007年11月14日 20時28分
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