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米経済成長が減速しているのは明らか=米大統領一般教書演説
2008年 01月 29日 12:03 JST
[ワシントン 28日 ロイター] ブッシュ米大統領は28日、一般教書演説を行い、米経済は減速しているが、長期的なファンダメンタルズは健全だとの認識を示した。
大統領は「国民は、長期的には自国の経済成長に自信を持てる。ただ短期的には、米経済が減速していることは誰の目にも明らかだ」と述べた。
下院と合意した1500億ドル規模の景気対策については米経済を「力強く」押し上げることになると指摘。上院に対して追加措置を求めないよう求めた。
世界貿易機関(WTO)の多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)については「年内にしっかりとした合意を成立させる必要がある」と述べた。
イラク情勢については、駐留米軍の増強が治安改善に寄与したとし、早期撤退は治安の改善を妨げる恐れがあるとの見方を示した。
大統領は、2万人以上の兵士が帰国するとしたうえで「追加の兵力削減は、イラク情勢と司令官の勧告に基づいて決める必要がある」と述べた。
イランに対しては、ウラン濃縮停止をあらためて要求。「イラン指導部へのわれわれのメッセージは明確だ。交渉を開始できるよう、検証可能な形で核濃縮を停止する必要がある」と述べた。
演説では経済問題を重視。「全米の食卓で、米経済の未来に対する不安が浮上している」と述べ、景気対策の早期成立を議会に求めた。
景気対策をめぐっては、下院指導部と前週合意した税払い戻しや企業投資奨励以外にも対策を広げようとする動きが、一部の民主党上院議員の間で出ているが、大統領はこうした動きを阻止する意向を示している。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30024420080129