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(回答先: エネ相会合 原発推進の声相次ぐ―環境と核燃 六ケ所村・再処理工場(デーリー東北) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 6 月 10 日 15:51:47)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/kikaku/kankaku/kankaku02.htm
環境と核燃 六ケ所村・再処理工場
(中)原子力利用 CO2削減へ流れ加速
(2008/06/11)
世界中の科学者が英知を結集し、地球温暖化の原因などを探る「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は昨年十一月、温暖化は90%以上の確率で、人類の二酸化炭素(CO2)排出が原因との報告をまとめた。
このまま温暖化が進めば、生物の絶滅など取り返しのつかない被害が出ると警告。世界各国に、CO2の排出削減へ早急に取り組むよう訴えた。
八日の十一カ国エネルギー相会合では、国際エネルギー機関(IEA)が、二〇五〇年のCO2排出量を現在の見通しから半減させる対策を提示。原子力発電所については、世界で毎年三十二基の新設が必要とした。
◇
電気事業連合会によると、原発は発電時にCO2を排出しない。施設の建設などに伴う分を含めても、一キロワット時当たりの排出量は二十二グラム。石油火力の七百四十二グラム、石炭火力の九百七十五グラムと比べ、格段に少ない。
五日のエネ相会合記念フォーラムのパネルディスカッション。勝俣恒久電事連会長は、新潟県中越沖地震による被災で柏崎刈羽原発が止まったため、日本のCO2排出量が年間で2―3%増えるとの試算を披露。「温暖化防止には、原発が最少費用で最大効果をもたらす」と強調した。
ただ、ウランも確認埋蔵量は八十数年分にすぎない。資源の有効活用に向け、国と電力業界は、原発で使い終わった核燃料からプルトニウムと燃え残ったウランを取り出し、再び利用する取り組みを進めている。
それが、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場を中心とした核燃料サイクルだ。四日に再処理工場を初視察した安倍晋三前首相は「リサイクルできる原子力が問題解決の鍵を握るのは誰もが認めている」と指摘した。
◇ ◇
原子力利用への世界的な流れは止まりそうにない。一連のエネ相会合の合間に、甘利明経済産業相は米ロの担当相とそれぞれ個別に会談。原子力について、米国とは核燃料サイクル分野など、ロシアとは燃料供給分野などで、それぞれ協力関係の強化を確認した。
原子力の国際分業が進んだ時、非核保有国で唯一の再処理技術を持つ日本の役割と、六ケ所村の景色はどうなっているのだろうか。
「温暖化防止などに果たす責任を再認識しよう」。五月十二日、試運転中の再処理工場で相次いだトラブルを受け、日本原燃の兒島伊佐美社長は社内の緊急集会で訴えた。
ところが二日後、再びトラブルが発生。試運転終了は昨年来、何度も延期を余儀なくされている。原子力への世界的な流れの中で、安全確保への懸念は消えない。
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