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(回答先: (中)原子力利用 CO2削減へ流れ加速 ―環境と核燃 六ケ所村・再処理工場(デーリー東北) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 6 月 11 日 13:09:32)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/kikaku/kankaku/kankaku03.htm
環境と核燃 六ケ所村・再処理工場
(下)共生とリスク 自然エネへ転換強調
(2008/06/12)
「温室効果ガスの削減目標は、原子力ではなく再生可能な(自然)エネルギーでなければ達成できない」
核燃料サイクルに反対する全国の市民団体などが八日、青森市の青森県民福祉プラザで開いたシンポジウム。
地球温暖化防止に関して、約一キロ離れたホテルで、主要国(G8)など十一カ国のエネルギー相が原発の有効性を確認したころ、特定非営利活動法人(NPO法人)のパネリストらは、全く違う結論を導き出した。
◇
環境エネルギー政策研究所は今月三日、二〇五〇年の国内電力供給の67%が、太陽光や風力など自然エネルギーを用いた発電で賄えるとの「自然エネルギービジョン」を発表。
太陽光発電をほとんどの建物に導入することなどで、原子力は現在の約30%から8%にまでシェアが下がる。
需要のピーク時に対応する調整電源は、二酸化炭素(CO2)排出量が比較的少ない天然ガスを主力(20%)に据え、排出量の多い石油は0%、石炭は5%に減らせるという。
シンポジウムで、同研究所の大林ミカ副所長は、七月のG8北海道洞爺湖サミットでの合意が焦点となっている「五〇年までに全世界の温室効果ガス排出半減」達成のためには、「今すぐにでも自然エネへの転換に取り組まなければいけない」と強調した。
気候ネットワークの畑直之常任運営委員も、現行の原発に頼る削減計画は、設備利用率を83%(〇七年度実績約61%)程度に設定し、トラブルによる稼働率低下を想定していないなど無理があると指摘。脱原発と風力導入を進めるドイツの例などを挙げ、自然エネへの転換について「技術的には可能。政策を打ち出せるかの問題だ」と力を込めた。
シンポジウムの翌日、福田康夫首相が新たな地球温暖化対策「福田ビジョン」を発表した。太陽光の積極的導入などが示されたが、原子力も引き続き有効策に位置付けられた。
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の鹿内博共同代表は「核燃料サイクルを進めるための隠れみのにすぎない」と批判した。
◇ ◇
「環境との共生」を強調する国や電力業界に、原子力資料情報室の西尾漠共同代表は「建設段階などでCO2は発生している」と反発、リスクを隠していると語気を強める。
「危険な放射性物質を放出し、使い道のないプルトニウムや捨て場が決まっていない高レベル廃棄物も発生する。原子力はクリーンなエネルギーなどでは決してない!」
核燃料サイクルを環境の“救世主”とする国や業界と、“破壊者”と訴える反対派の対立は続く。
(鳥谷部隆雄、今井崇雄が担当しました)
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