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「人の命を奪う刑罰」は残虐な刑罰ではない?
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/181.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 12 月 22 日 10:07:55: mY9T/8MdR98ug
 

(回答先: Re: むち打ち刑は違憲だが死刑は合憲という矛盾 誰かこの矛盾に反論できる者はいるか 投稿者 tk 日時 2007 年 12 月 22 日 01:50:37)

 たけ(tk)さん、レスありがとうございます。

 「罪刑均衡」という刑法の用語の説明は参考になりました。m(_ _)m

>「残虐な刑罰」の禁止は、刑の執行の方法に関するものである。罪刑均衡の観点から死刑が相当であるなら、
>その執行方法は残虐でない方法によらなければならない、ということになる。
>残酷な刑(鞭打ち刑)のほうが死刑よりも量刑が重いということではない。

 殺人が残虐な犯罪であると同様に、死刑も残虐な刑罰であると言うことができます。ここには被害者と加害者の人権は共に尊重されなければならない、という基本的人権の考えをもとにしたものです。

 多くの人は残虐な刑罰というと、磔や火あぶりを思い浮かべ、死刑そのものが残虐な刑罰であるということについては思い至りません。死刑廃止論者でも死刑そのものが憲法で禁止されている残虐な刑罰である、と主張する人は少ないようです。
 しかし、死刑という刑罰が残虐な刑罰ではないか、残虐な刑罰である、かは素直に考えるなら自明であると思います。

 たけ(tk)さんのあげられた(1)〜(4)については私も同意するものです。これらの点については、死刑制度に反対する理由として以前から主張されてきたものです。
 私はこれらの主張に加えて、「人の命を奪う刑罰」は憲法で禁止されている残虐な刑罰であるがゆえに廃止しなければならない、という主張を行なうべきと考えます。さらに言えば、死刑廃止の最大の理由として主張すべきです。

 「人の命を奪う刑罰」は憲法で禁止されている残虐な刑罰であるがゆえに死刑制度は廃止されなければならない、という主張は、死刑廃止の最大の論拠になると思います。
 

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