★阿修羅♪ > 議論25 > 623.html
 ★阿修羅♪
物事を単純化する作用は確かにありますが、見失ってはいけないものであることもまた確かです。
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/623.html
投稿者 heart 日時 2007 年 5 月 14 日 01:55:44: QS3iy8SiOaheU
 

(回答先: 本質とは何か? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 5 月 13 日 14:03:11)

ワヤクチャさん、こんにちは。メールの続きをここでされているとは思いませんでした。

>ところで都知事選で我々が問われたのは何か?
>私は自民党的政治家の中でも最悪の部類に属する石原をやめさせて「自民党的」要素もあるかも知れないが民主や社民の支持も得る能力がある浅野を都知事にするという事が東京都民の到達点としては最善ではないか?と思ったのだが
>本質的には浅野も石原も変わらないという意見の方にはこの微調整的戦略の意味が分からないらしい。むろん、微調整どころではないというご意見の方もいらっしゃるだろう。

私は都知事選において本質的な変化を求めていました。
しかしそれは時期尚早だったようですね。
阿修羅でさえも、微調整程度の、それも、日頃の主張が自民党や民主党と変わらない浅野を応援する人がいたというのは私にとっては驚きでした。
阿修羅でこれでは、他の世界で本質的な変化、革新的な変化を求めるのは無理というものでしょうね。

ワヤクチャさんと私とでは話が平行線になりますが、それは貴方のいう「微調整」がわからないからではありません、求めるものが違うからです。最終的な目標は同じかもしれませんが、今回の都知事選での目標は違っていました。

>微細な差異については無視するという作用が「本質的」という言葉にはありそうである。

それはそうでしょうね。
本質的に差異がある二つのものの間に微細な差異なぞというものはそもそも存在しませんから。
微細な差異しかない二つのものの間に本質的な違いも存在しません。

>「少しでもマシな都政になった方がいい。」と真剣に思っている人に対して
「そんなんじゃ本質的に変わらないよ。無駄な事だ、徒労だ。」と冷笑的に対応された気がするのである。

少なくとも私は冷笑したつもりはありませんよ。いずれにしろ、吉田支持者も、浅野支持者の一部から、共産党が何を言ったって無駄だよ、と冷笑されたと感じたと思いますよ。

また、私は、浅野では本質的に変わらないということ以外にも、浅野を支持する風潮というもの自体に危機感を持っていました。数をたのみ、民主党の支持も得られている浅野を支持するしかないと判断してしまう人たちが多かったわけですが、このままでは弱小政党は消滅すると思いました。弱小政党の消滅は、少数派とされる良識派の意見を代弁する政党の消滅を意味します。小選挙区制下、また、人気投票的様相を呈しつつある今の選挙情勢においては、自分たちの代弁者が国会から、地方議会から消えてなくなってもいいのか、という問題は避けて通れない、いや、避けてはいけない問題だと思っています。

>本質的などという言葉は物事を単純化して白か黒かのデジタル思考や二項対立の図式に持っていく作用があるのではないだろうか?

それは確かにあると思います。木を見て森を見ず、ならぬ、森を見て木を見ず、という状態にもなりがちですね。

>私も本質的という言葉をよく使うと思うので自戒したいと思います。

私も自戒したいと思います。

 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ      HOME > 議論25掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。