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(回答先: 物事を単純化する作用は確かにありますが、見失ってはいけないものであることもまた確かです。 投稿者 heart 日時 2007 年 5 月 14 日 01:55:44)
浅野と石原は同じだという人は浅野と石原に共通する点をいくつかあげて同じだと言っているのです。
一方、浅野と石原には違いがあるという人は詳細に渡って違いを見ているのだと思います。
都知事選では石原に最も勝てる可能性があるのは浅野だった。
だから差異があるのであれば私はそこに掛けようとした。
一方、吉田を支持する人々の中では次のような考えの人もいたのではないか?
浅野が石原よりもマシだと思う人が多くなれば最も勝てそうな浅野の期待感が集まりひょっとして本来吉田に投票する人も浅野に入れてしまうかも知れない。
これではいかにもマズイ。
解決策は浅野=石原を宣伝する事だ。と。
この2人が同じだという事になれば浅野に交代してもしょうがないので3番目に勝てそうな吉田に票を集めるしかない。
こういう単純な図式を蔓延させる事に吉田陣営の一部は汲々としていたように思える。
政策は吉田がいいと思うが石原三選を阻止する為には石原下ろしの最大の手段として浅野を活用しなければならないと考えていた人々は都政を現実に動かす事を考えていたのであり、勝つ見込みもないのに自分の票を減らさない為に「浅野=石原」図式で東京都民を洗脳しようとしていた人々とは獲得目標が違ったのだ。
より現実的な判断を下したのはいずれなのかよく考えて欲しいものだ。
浅野が石原と同じ政治を行うという根拠がどれだけあったと言うのか?
仮に結果的に浅野が石原と同じであれば今度は浅野を下ろせばいいだけだ。
「期待外れだった。」と罵倒して。
政治家は手段なのだ。
私は何の幻想も抱いていない。
「石原よりもマシと思える事を言っている。」以上の事を政治家に求めてはいけない。
清く正しい政治家などいない。
よりマシな事を言う政治家はいるだけだ。
この事を肝に銘じていただきたい。
さて、AとBが同じだと思う者と違うと思う者はいずれが現実を詳細に渡って見ているだろうか?