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(回答先: ヒズボラがクラスター爆弾を使用(HRW) 投稿者 妹之山商店街 日時 2006 年 10 月 19 日 22:56:07)
ロケット砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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M270 MLRSロケット砲(-ほう)とは、後部の推進剤で高速に飛行するロケットに爆薬を乗せ破壊力を持たせた砲。
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概要
この兵器にて使用される弾丸(発射物)はロケット弾と呼ばれ、推力を持ち、自力で飛翔する能力のあるものも含まれる。なおロケット砲の場合は、火薬の燃焼ガス(大抵はロケット弾内部の推進剤だが、別に発射用の炸薬が使われる場合がある)によって加速・発射される。
砲のほうは尾栓がある場合と無い場合がある。尾栓のあるロケット砲では砲身に一定の強度が必要とされるが、尾栓の無い物では砲身の破裂が起こりにくい事もあり、そのため砲は薄く軽く作られる。ただし尾栓の無いロケット発射器(砲=ガンではなく、発射器=ランチャー)では砲後方に噴射炎(バックブラスト)があるため、取り扱いに注意が必要とされる。
対地ミサイルの開発までは、頑丈な敵陣地・建物を破壊する、もしくは大量に爆薬を発射するための重要手段だった。ロケットには、飛行を安定させるため羽根が開くようになっているものが多いが、命中精度は低い。この事に関してはロケット弾の項目を参照してもらいたい。
この砲は、発射時に大量の噴射炎が発生するため、遠距離からでも発射を確認しやすい。また発射後の砲弾(ロケット弾)の噴射炎が砲周辺を焦がす事があるため、発射中は近くに居られない。この問題において歩兵用の携帯型の物では、発射直後は弾丸内の圧搾空気等によって推進し、一定距離のところでロケットに点火、推進するようになっている。小銃の銃口に取り付けて発射するロケット弾では、空砲を使用してそのガスで発射、飛翔中に点火・推進する。
これは近年の携帯用地対地ミサイルや地対空ミサイルにおいても、同種の機構を持つものがある。しかし噴射切り替えという機構のために推力が一定で無いこともあり、無誘導のロケット砲の場合は命中精度が著しく低いとされる。
なお通常の砲の砲弾に推進力を持たせた物もあり、こちらは砲の能力不足から発射できない重量のある弾丸をより速い速度・長い距離に打ち出すために利用される。
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歴史
ロケット弾を発射するBM-13(1945年4月、ベルリン)過去に使用された実際の兵器に於いては、牽引式のロケットランチャーの他、自走式のロケット砲もあった。
この種の兵器を初めて運用したのは火薬を発明した中国であり、火箭とよばれた。現在でも中国ではロケットにこの名称が当てられている。そして、おそらくイスラム世界を通じてこの兵器に関する技術が西欧に入り、最初のロケット砲であるコングリーヴ・ロケットが実用化された。この兵器はアメリカ独立戦争などでイギリス側の兵器として用いられた。コングリーブ・ロケットは巨大なロケット花火のような風体をしており、姿勢の安定はロケット花火の"棒"によって行われた。
第二次世界大戦中の、ソ連の「カチューシャ」ロケット砲車、ドイツのVI号戦車改造の「ストームティーガー」が有名。カチューシャは、トラックに多連装ロケット砲を載せており、遠距離から大量に爆薬を投下し、「スターリンのオルガン」と呼ばれドイツ軍に恐れられた。ストームティーガーは、スターリングラード攻防戦で農業サイロを破壊できなかった反省から開発され、38cmロケット砲を搭載し、陣地・建物破壊用に用いられた。
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関連項目
ロケット弾
自走砲
榴弾砲
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<コメント>
これは、我が陸軍も装備している、もっとも近代的で大型のものです。
これだと隠すことが出来ませんので、ヒズボラが使用したものは、単体ごとに運べる小型のものだと推測してます。当然、破壊力はかなり落ちますね。
なお、ヒズボラロケットの着弾被害なる写真を見ましたが、ガッサンミサイルと通商される人が運ぶ程度の手製ロケットと同じくらいの感じがしました。