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衆院は2日午後の本会議で、安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党の代表質問を行った。首相は、国家指導者としてのA級戦犯の責任について「先の大戦に対する責任の主体についてはさまざまな議論があり、政府として具体的に断定することは適当でない」と述べ、言及を避けた。ただ日本の「植民地支配と侵略」に言及した95年の村山富市首相談話は基本的に踏襲する考えを示した。
自らの靖国神社参拝には「行くか行かないか、参拝したかしていないかについて宣明するつもりはない」と述べ、明言しない考えをあらためて示した。
首相は集団的自衛権について、憲法で禁止されている集団的自衛権の行使に該当するケースを具体的に研究するとしたが、「これまでの憲法解釈や国会における議論の積み重ねを十分に尊重」するとも述べ、慎重に検討する姿勢を強調した。中国、韓国との関係改善に取り組む考えも示した。
社会保険庁の改革については「解体的な出直し」を明言。消費税率の引き上げ問題では「具体的な議論を行うのは来年秋以降になる」と述べるにとどめた。
質問に立った民主党の鳩山由紀夫幹事長は、首相が掲げる「美しい国」について「国家主義、権威主義が幅を利かせ、政治が生活から遠ざかる国だ」と批判。このほか自民党の中川秀直幹事長、民主党の松本剛明政調会長が質問した。