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(回答先: 革命はどうなのでしょう? 投稿者 考察者K 日時 2006 年 11 月 27 日 21:48:17)
Kさん、どうもだす。Kさんも労働者だべと推察すてるんだども、意識はおらとは当然違う。
>(前略)人民革命という部分は「危険」だろうとも思っています。
>中国やソビエトの共産主義の中では「第二次世界大戦を越える人数の人が粛清という名の下に処分されていると言われていますし、連合赤軍の崩壊を考えれば、共産主義・社会主義というものに幻想を抱くのも危険ではないか」と考えています。
「人民革命」という概念がKさんの場合は「危険」なものとすて映っているようだすが、その根拠はソビエトや中国での粛清と連合赤軍を事例として出して「共産主義・社会主義というものに幻想を抱くのも危険」ととらえてらっしゃるからだす。
すかす、議会においては「共産党」「社民党」ともに、議会主義的に純化すて屈折すたもんではあれ人民革命ば標榜する政党だすが。議会主義の仮の姿ばとった政党であるわけだすが、その連中との、議会での共闘はKさんの理論さよると「危険」っつうこつさなんだべな。当面この2つの政党は議会での戦いば主戦場ととらえてっから「危険じゃねえ」っつうKさんなりの解釈があるんだべ。
Kさんが危険とする理由とすてはソビエト(つまり、すでに死滅すたスターリン主義ソ連)と中国(おそらく毛沢東時代ば指すようだ)、が「人民革命」の時代さ相当すてると考えてるらすい。いわんや、「連合赤軍」も「人民革命」の1つととらえられているんだべす。
中国やソビエトの革命は、ソビエトの場合はレーニンが指導はすてますが、主体は「ソビエト」(労働者・農民・兵士による協議会)であり、端緒は都市型プロレタリアートによる武装蜂起である。ロシアツアーリズムによる暴政に対して人民が武器をとって権力を奪取したのではねがったかなす。これによりツアーおよびそのもとの貴族・ブルジョワジー支配階級が放逐されて新しい労働者権力が誕生すた。そのごはレーニンの死後、労働者を押さえ、労働組合ば否定すて、反対派を押さえ、似て非なる「共産主義」(国家とすては社会主義国)を標榜すたのが権力主義者スターリンだす。マルクスやレーニンではねぐて、イワン雷帝ば信奉する権力主義者スターリンのもとでボルシェビキの革命的闘士や先進的思想家も大方殺された。学者や芸術家も殺された。2000万人だす。トロツキーもシケイロスによって頭にピッケルば打ち込まれて惨殺された。スペイン内乱ではスターリンは社民主義者ば敵とすたもんでナチスとおなじくこちら(フランコ)ば応援すた。(この二の舞ば狙ってんのがKGBあがりのプーチンで、スターリンと同じ手口で、先日イギリスさ亡命すてたロシアのスパイ(もとFSB中佐)リトビネンコの虐殺ば行った。)
毛沢東中国は、フルシチョフのソフト・スターリン主義と袂をわかち、スターリン主義ばさらに純化させたゴリゴリのスターリニストであったすい、今でもその流れば汲んでいることは衆知のとおりだ。マルクス主義とはまったく無縁だかんね。「鉄砲から政権が生まれる」(こだら理論は労働者ば措定すてねえ、マルクス主義と無縁の権力主義だ)なんつて人民による革命ば根拠地(山村)からの武装闘争オンリーとしてとらえ、当初はソ連の領土拡張の手先だったもんが、中国独自のスターリン主義の飛躍ば行ったわけだす。ゲバラのキューバもまさすぐスターリン主義だすい、北朝鮮とおなずく、ゲバラの老衰化で、権力が弟さ引き継がれようとすてる。
連合赤軍なんてのは、むがす、この毛沢東ば信奉すて労働者ではなくて自分たちが武装闘争ばやれば人民がそれについてくるっていう、ブントとおなじ「先駆性論」ば標榜すてたんだ。全国で何名もおんねがった。これさ赤軍派の一部が合流すて連合赤軍ば作った。んで革命闘争とは武器の略奪(銃砲店さ強盗する)だっつて、労働運動とは無縁の地平で鉄砲ばパンパン撃ちまくって終わりだ。スパイがはいりこんでてみな動きがわがってた。んで、内部粛清っつて仲間ば10数名リンチすて殺した。
これらの事実で「共産主義は危険だ」なんつう結論は出せるだか?なんとなれば、ソビエト(ソ連)も中国も、連合赤軍も「共産主義」ではねえからだす。どれもマルクス主義とは無縁だす。
共産主義といえばソビエト(旧ソ連)、中国、連合赤軍なんつのを想起するのは、やっぱすい、深く考えてねえ証拠だすよ。ブルジョワジーイデオロギーさ汚染された、無思考の表れみてなもんだ。統一教会がよぐ宣伝カーで言ってるべ「共産主義は間違っている」って。
なるほどブルジョワジャーナリズムによる一億総白痴化の完成された現実がわがる。
すがす現実に政府支配階級(独占ブルジョワジー)が振り下ろす凶刃は、まさすぐ労働者階級ば正確に狙ったもの。独占ブルジョワジーの狙いを分析することなく人民革命(つまりプロレタリア革命)の危険性だけをあげつらうのは、反労働者的であるし、それこそ「危険」。
郵政民営化についてKさんが論じていたスタイルを想起するに、民営化の是非論一般については熱く論じても、この一番の犠牲者となる公社職員(つまり労働者)についての考察は見られなかったが、この点の根拠が、Kさんの根底には「人民革命」を否定する立場から発していたのだろう。
労働者の存在を意識的に無視して
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/138.html
において
>グローバル市場において日本が世界を相手に生き残るためには「創造力のある人材の育成」が大切ですが、日本の学歴社会は「国に依存し、国に従う者」を育成するような「教育改革」をしているのですから、日本は駄目でしょうねぇ〜
と騙っているあっしゃるKさんの主眼点が政府支配階級(ここでは郵政公社の経営陣を指す)のやりかたに、もっと創意工夫をしろと叱咤している、と読める。
それゆえに、本レスで述べられるように、非常に観念的で折衷主義的な意見に集約されるのである
>結局は「議会制民主主義」という制度の中で「個人に権力の集中しない共産主義的な社会制度」を平和的に確立するのがベターなのかな?とKは考えています。
ここでも「共産主義的」とはだれがこのイデオロギーを担っているのか、不明である。
議会制民主主義のもとで、資本化(ブルジョワジー)も労働者(プロレタリアート)も存在する、現在から一足飛びに発展した「共産主義的社会(制度)」が存在しうると夢想しているわけだ。共産主義社会とは、地球上から国家が死滅して、それゆえにすでに階級も消滅していることが前提であるのだが。