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北朝鮮のウリナラマンセーの原因を探ると
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投稿者 パルタ 日時 2006 年 11 月 24 日 22:45:19: BeExvDE2jO5d2
 

この辺りにありそうな気がします。↓

コミンテルンの誤謬の「第三期」
トロツキー/訳 志田昇・湯川順夫・西島栄

 しかし、これから権力獲得のための闘争をしなければならない、あるいはそうした闘争に向けて準備しなければならない資本主義諸国の共産党は、何らかの予測なしにやっていくことはできない。日々の正しい方向設定はこれらの党にとって死活にかかわる問題である。しかし、彼らはこの最も重要な技術を学んでいない。なぜなら、彼らはスターリニスト官僚の指令に応じて、飛び跳ねたり座ったりしなければならないからである。プロレタリア権力によってすでに獲得された資本の利子でかなり長いあいだ食いつなげる官僚的中間主義は、若い諸政党を権力獲得に向けて準備を整えさせる能力をまったく持っていない。まさにここに、現在のコミンテルンにおける主要で最も恐るべき矛盾がある。

 いわゆる総路線は、個々の場面における国内的・国際的諸条件の日々の変動と結びついていないかぎり、空文句である。コミンテルンの指導部はどのように行動しているか? 状況を具体的に評価する代わりに、コミンテルン指導部は、新しい段階が訪れるたびに額をぶつけて怪我をし、その都度、敗北の責任を、各国支部の中央委員会にいるスケープゴートに負わせ、彼らを更迭したり除名しさえすることで、大衆をなだめてきた。われわれは倦むことなく、カシャンやモンムッソーやテールマンやレンメレのような連中に対し、第三期の理論と実践のスケープゴートにされることをあらかじめ覚悟しておくよう忠告している。こうしたことは、スターリンがモロトフの誤りを修正する――もちろん、後智恵的にだが――ときになってから、起こるだろう。

 言うまでもないことだが、圧倒的多数の労働者は、ブルジョアーと社会民主主義の新聞の2枚舌的論文から、ソヴィエト経済の成功と失敗について認識している。最後に、そしてこれが最も重要な点なのだが、外国の広範な労働者層を直接とらえることができるのは、抽象的な数字でも統計でもなく、ソ連における労働者大衆の境遇が実際に大きく改善されることである。明らかに、モスクワおよびレニングラードにおける厳しい食糧難は、資本主義世界の何千万もの労働者に革命的興奮を吹き込むことはできない。不幸なことに、最近ソ連から帰ってきたフランスの代議員による勝利報告の場にいたのは、たった100人の労働者にすぎなかった。これがまぎれもない現実である。100人の労働者、これがパリ全域での動員なのだ! これは恐るべき警告である。このことについて、口やかましく傲慢な官僚は熟考する必要があるとはみなさないのである。
以下略
トロツキー・ライブラリー
http://www.marxists.org/nihon/trotsky/より抜粋転載

苦難の行軍を耐えればいつか勝てるのだ。↓

ソヴィエト・ロシアの新経済政策と
世界革命の展望
(コミンテルン第4回大会報告)
トロツキー/訳 志田昇・西島栄
中略
 では、今すでに、わが国営企業が資本主義体制のもとでよりも、もっと生産的に経営されていると言えるだろうか? いや、まだ、そうはなっていない。アメリカ人やイギリス人やフランス人やドイツ人が彼らの資本主義工場でわれわれよりも、もっと良く、もっと生産的に働いているばかりではなく――これは革命以前にもそうであったが――、われわれ自身が革命以前には今よりも良く働いていた。この事態は、一見したところ、ソヴィエト体制をどう評価するかという見地からすると、非常に恐るべきことのように見えるかもしれない。われわれのブルジョア的な敵たちばかりでなく、もちろん彼らに追随している社会民主主義の批判家たちも、わが国の経済の生産性が低いという事実を、あらゆる手を使って、われわれに対する攻撃材料として利用している。ジェノヴァ会議でフランス代表のコルラーはチチェーリン(12)に答えて、ブルジョア的な傲慢さで、次のように述べた。ソヴィエトの代表団は一般に、ロシアが今陥っている経済状態を見れば、経済問題について発言する権利はない、と。この論拠は一見したところ勝利したように見える。しかし、実際には、それは歴史と経済に関するはなはだしい無知を証明しているにすぎない。

 実際、わが国の労働生産性は低下し、生活水準も低下した。農業では、昨年の収穫は戦前の平均収穫の約4分の3となっている。工業では事態はずっと悲しむべきものである。わが国の今年の生産高は戦前の生産高の約4分の1程度にすぎない。運輸量は戦前の約3分の1になっている。これらの事実は非常に悲しむべきことである。だが、封建社会からブルジョア社会へ移行した時には、事態は現在とは違っていただろうか? 資本主義社会は現在豊かで、その富と文化を誇っているが、社会主義と同様に革命から、しかも非常に破壊的な革命から生まれたものである。より高い労働生産性のための条件をつくりだす客観的な歴史的課題は、結局ブルジョア革命によって、もっと正確に言うならば、一連のブルジョア革命によって解決された。しかし、いかなる方法によって解決されたのだろうか? それは異常な荒廃と物質的文化の一時的な低下によって解決されたのである。
 同じフランスを例にとってみよう。もちろんコルラー氏は、ブルジョア大臣だからといって、自分が熱烈に愛する祖国の歴史を知る義務はない。しかし、われわれは、フランスとフランス革命の歴史を知っている。反動派のテーヌ(13)を取り上げるにせよ、社会主義者ジョレス(14)を取り上げるにせよ、われわれは、彼らの著作から革命後のフランスの恐るべき状態を特徴づける十分に明白な事実を発見することができる。そして、荒廃の視模があまりに大きかったので、テルミドール9日の後、つまり革命が勃発してから5年たった時になっても、窮乏は緩和されず、むしろ反対に深刻化し続けた。ナポレオン・ボナパルトがすでに第一執政になっていた大革命の10年目には、当時50万の人口を有していたパリは、飢えをしのぐためだけでさえ日に1500袋の小麦粉が必要だったにもかかわらず、毎日受けていた配給は300袋から500袋にすぎなかった。第一執政は、毎日運び込まれる小麦の量に気を配っていた。忘れないでいただきたいが、これがフランス大革命勃発から10年目の状態だったのである。この時までに、フランスの人口は、飢蝕や流行病や戦争のために、58県のうち37県で滅少していた。当時のコルラーやポアンカレ(15)に相当するようなイギリス人たちが、荒廃したフランスに対して軽蔑しきった態度をとったことは、言うまでもない。
トロツキー・ライブラリー
http://www.marxists.org/nihon/trotsky/より抜粋転載

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