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(回答先: 天皇はなぜ参拝しないのかC(立花隆のメディア ソシオ-ポリティクス) 投稿者 gataro 日時 2006 年 8 月 17 日 16:59:18)
以下は http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060812_tomita_memo/index4.html から転載。
私にいわせれば、いまさら東京裁判の否定だの、A級戦犯に罪なし論などを並べ立てるバカ連中は、あの戦争に敗北した事実を男らしく受け止めることができない連中だとしかいいようがない。
いまさらそのような泣き言を並べるくらいなら、どうしてあの戦争の最後の場面で、本当の一億玉砕をやってのけるくらいの覇気を見せられなかったのか。
あれだけ文句なしの大敗北を喫した以上、負けのすべて(先のすべてのプロセス)を堂々と認めるべきである。負けたら負けたで、負けっぷりはよくすべきで、あれはいやだの、これはいやだのといった泣き言をいつまでも並べ立てるべきではない。
どうしても負けの一部を認めたくないのなら、もう一戦やることを覚悟して文句を並べるべきである。
このあたり前のロジックが、どうして小泉首相にはわからないのだろうか。
日経新聞の発表したメモの「6行の欠落部分」
このような天皇には自明のことがよく理解できていない政治家の出現は、小泉首相にはじまったことではない。
これまでも、自民党の右翼部分には、そのようなことがわからないというよりは、意識的にそのような理解をぶちこわそうとする復古派の人々が少なからずいた。
たとえば、昭和61年、中曽根内閣時代に、文部大臣をつとめていた藤尾正行は、教科書検定問題や東京裁判それ自体に異をとなえ、日韓併合を「侵略された側にも責任があった」などとして、中曽根首相から罷免されている。昭和63年には、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の奥野誠亮国土庁長官が、靖国参拝を「公人としてしたのか、私人としてしたのか」を問われて、「もうそんな質問はやめたらどうですか。何も中国の悪口をいうつもりはないけれど、ケ小平に国民が振り回されているのが残念ですよ」と言って、ついに辞任のやむなきにいたるというような事件が起きている。
先の「文藝春秋」の徹底検証座談会では、日経新聞に発表された富田メモには、実は6行の欠落部分があって、そこには、
「戦争の感想を問われ嫌な気持ちを表現したかった。(略)“嫌だ”と云ったのは奥野国土相の靖国発言、中国への言及にひっかけて云った積りである。(略)中曽根の靖国参拝もあったか 藤尾(文相)の発言。奥野は藤尾と違うと思うが バランス感覚のことと思う 単純な復古ではないとも思う」
などと記されていたという驚くべきことが明らかにされている。
昭和天皇は、藤尾、奥野などのこのような復古調の発言をはっきり批判していたのである。昭和天皇は生前、政治家などの個人名をあげて批判することはつとめて避けていたから、そこを慮って、日経新聞もこの部分の発表を抑えたと思われるが、そこが明らかになってみると、富田メモにおける天皇の真意はいよいよ明らかになってくる。
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