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(回答先: 教育改革は、自立心育成、道徳心の形成を中心的に考えるべきである。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 11 月 05 日 21:39:13)
国家主義者は国民が国家に依存する事を求めます。
「国があんじょうしまっさかい国民は安心して国の為に働け。」と言うのです。
「国のお陰で個人は生きていられるのだから国に感謝するのは当たり前」というのが国家主義者の典型的思想です。
多くの日本人はこういう考え方を受け入れているように見えます。
やしきたかじんの「そこまで言って委員会」で「愛国心の是非についてここまで意見が分かれる国は日本ぐらいのもので、これは異常な事だ。愛国心なんて当たり前の感情じゃないか。」という意見が1週間前の放送でされていました。
こういう意見も「そうだ。そうだ。」と思って聞いていた日本人が多いのでしょう。
郷土愛と国家愛をごちゃまぜにした議論が行われているのですが、その事に気がつかない日本人が多いのでしょう。
大日本帝国では「国民は天皇陛下の赤子だ。」という「国家=家族」論が展開されていました。
こういう飛躍した比喩に多くの日本人は騙されています。
そして国家に対する依存心を知らず知らずの内に育まれているのです。
依存から独立へ向かうのはつらい事です。
しかし、日本人は国家依存症から脱却しなくては思考の発展はないでしょう。
教育の1つの目的は思考力の涵養です。
愛国心の植え付けを教育の目的にするのは思考力を育てず国家の命令に従順な国民を作る為です。
愛国心など不必要。
まして愛する事は強制されるべきものではない。
国の為に命を捧げられない国民は愛国心が不足しているなどと叱られたくないものだ。
「もっと私の事を愛して」などと言う人間はロクなものではない。
自分の為に相手を「愛の奴隷」にしているだけだ。