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(回答先: Re: 海上の物流ルートが確保されていれば、日本は大丈夫。 投稿者 Sirent Tears 日時 2006 年 6 月 24 日 23:26:01)
>第二次大戦以降に日本が経済大国になったのは、シルクロードの物流網を利用していたからでは無い。加工貿易に必要な原材料や石油も、それらを用いて生産された輸出製品も、海上交易ルートを使って運ばれている。
これまではそうでしたが、この3世紀の間世界の海を支配していたアングロサクソンユダヤの覇権は崩壊し始めています。この覇権が崩壊すれば、世界の海上交易ルートは決して安全ではなくなるでしょう。
>本来が「海の国家」である日本にとって、ユーラシア大陸のド真ん中の交通網が整備されてもあまり意味は無いんだ。
日本には意味がないかもしれませんが、もしユーラシアの大陸国家が団結し強大化するならば、日本の安全保障には非常に危険となります。
>今後アジア(若しくはユーラシア)が中国・ロシア・インドを中心に発展し、上海協力機構が21世紀の「パックス・モンゴリカ」を実現させるかも知れない。
これはどうかと思いますね。上海協力機構は、米国による侵略の危機からユーラシア大陸の大国が一時的に集まっただけであり、相互の間には不信感と警戒感が渦巻いています。特に不信感と警戒感が強いのが、ロシアの中国観です。中国人は内心ではシベリアを侵略するつもりでやる気満々ですから。ロシア人はそれをよく理解しています。米英ユダヤの世界覇権崩壊後に、ロシアは中国と離れて日本・ドイツと結びつこうとすると予測します。
>しかしだからと言って、日本が大陸国家中心の経済システムに参加してもユーラシア大陸東端の辺境国家に陥るだけだ。それよりも、大陸国家とのしがらみが無い自由な海上交易ルートを通じて世界を海から包囲する戦略をとった方が良い。
ロシアと中国の対立は、中国の人口過剰が解消されるまで少なくとも数十年間は継続すると予測します。日本としてはこの対立を利用して中国を封じ込めるのが良いでしょう。
海上交易ルートの重要性は確かですが、日本がロシアと組むことで、シベリア経由で中東や欧州に陸路でアクセスするバイパスルートが確保できます。日本が米英ユダヤに替わって単独で世界の海を支配する程の能力はありません。保険としてシベリアルートを確保するのは有用です。