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(回答先: インドの特別な役割とシルクロードを貫く物流網 上海協力機構のもうひとつの顔(日刊ベリタ) 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 6 月 23 日 15:04:09)
第二次大戦以降に日本が経済大国になったのは、シルクロードの物流網を利用していたからでは無い。
加工貿易に必要な原材料や石油も、それらを用いて生産された輸出製品も、海上交易ルートを使って運ばれている。
本来が「海の国家」である日本にとって、ユーラシア大陸のド真ん中の交通網が整備されてもあまり意味は無いんだ。
今後アジア(若しくはユーラシア)が中国・ロシア・インドを中心に発展し、上海協力機構が21世紀の「パックス・モンゴリカ」を実現させるかも知れない。
しかしだからと言って、日本が大陸国家中心の経済システムに参加してもユーラシア大陸東端の辺境国家に陥るだけだ。
それよりも、大陸国家とのしがらみが無い自由な海上交易ルートを通じて世界を海から包囲する戦略をとった方が良い。
いや、日本だからこそそれが可能だ。上海協力機構への参加は、日本よりもむしろ韓国にとって重要課題だろう。
半島の国家である韓国は、アジアの大陸国家群が一つにまとまればそれにしがみつくしか生き残る術が無いからだ。
ただしそれは日清戦争以前の「千年の属国」状態に戻る事でもある。しかし、それが韓国の運命だ。