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341病院などでアスベスト飛散の恐れ 厚労省中間報告
2005年10月04日21時25分
全国の341病院、保育所や老人ホームなどの福祉施設498カ所、職業訓練校などの公共職業能力開発施設15カ所で、アスベスト(石綿)の飛散防止対策が十分でなく、吸引の恐れがあることが分かった。厚生労働省が4日、所管施設でのアスベスト使用実態調査の中間報告として発表した。調査はほぼ半分しか進んでいないため、今後、増える可能性がある。また、自治体からの報告をまとめたため、吸引の恐れがある場所が、患者が利用する病室なのか関係者しか立ち入らない機械室かなどの詳しい状況は把握できていないという。
95年に吹き付けアスベストがほぼ使用禁止となったため、調査対象は96年以前に建設された施設に限った。厚労省は、施設名の公表などは自治体の判断に任せているとしたうえで、「11月末の最終報告の時には詳細な把握に努めたい」としている。また、飛散のおそれがある施設には、石綿などの除去を早急に行うよう自治体経由で通知した。
調査は、診療所(20床未満)や文部科学省が所管する大学病院を除く病院8964カ所、保育所や老人ホームなどの社会福祉施設7万5111カ所、職業能力開発施設3344カ所を対象に8月から実施。自治体などを通じて得られた回答を9月末時点でまとめた。調査の進捗(しんちょく)率は病院が49.5%、福祉施設が50.4%、職業能力開発施設が28.2%。
中間報告によると、石綿を使用している病院は1281カ所。調査済み施設の7.7%に当たる341カ所では、除去や囲い込みなどの飛散防止措置が取られていない場所があった。その他は、飛散する恐れがなかったり、措置を済ませたりした場所を持つ病院だった。
社会福祉施設で石綿の飛散の恐れがある498カ所は、調査済み施設の1.3%に当たる。内訳では、保育所が92カ所、特別養護老人ホームが52カ所、知的障害者入所施設が15カ所などとなっている。
しかし、いずれも、園児や入所者が日常利用する場所なのかなど個別の実態把握は出来ていないという。
http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY200510040440.html
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