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「為替」 ハリケーン勢力減退でドル堅調110.71円、原油最高値から5%下落/ニューヨーク外国為替市場概況
「ハリケーン勢力減退でドル堅調110.71円、原油最高値から5%下落」/ニューヨー
ク概況 2005年8月30日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:47JST 「ハリケーン勢力減退でドル堅調110.71円、原油最高値から5%下落」
*07:01JST「ハリケーン勢力減退でドル堅調110.71円、原油最高値から5%下落」
【ロンドン市場概況】
週初29日のロンドン外為市場はサマーバンクホリデーのため休場。欧州市場で
は、ロンドン休場の上、欧米の主要経済指標の発表や要人の会見などの予定もなか
ったことから、動きが鈍く静かな状態だったものの、全般的にドル買いがやや優勢
となった。
ドル・円は110円25銭から110円59銭まで上昇、ユーロ・ドルは1.2320ドルから
1.2292ドルに下落、ポンド・ドルは1.8062ドルから1.8031ドルに下落、ドル・スイ
スは1.2543フランから1.2571フランまで上昇した。ユーロ・円は135円79銭〜135円
99銭で取引された。
【経済指標】
独・9月のGFK消費者信頼感指数:3.4(予想2.7、8月3.2)
【要人発言】
クレメント独経済労働相
「ドイツは原油高の影響に対処するためロシアとの関係を強化すべき」
「エネルギー価格は危機的な状態にあり、原油市場への投機に対処するためにでき
ることはすべて実施すべき」
「ドイツ経済は第3四半期(7-9月)は4-6月期と比べ明らかに改善するであろう」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:110円42銭、ユーロ・ドル:1.2299ドル、ユーロ・円:135円78銭、ポン
ド・ドル:1.8032ドル、ドル・スイス:1.2572フラン
【ニューヨーク市場概況】
週初29日のニューヨーク外為市場では、過去最大級のハリケーンの勢力減退で米国
経済への影響が限定的になるとの見方からドルが堅調に推移した。ドル・円は欧州
通貨安の流れも手伝い110円38銭から110円71銭まで上昇し、高値圏110円65銭前後で
取引を終えた。
ユーロ・ドルはユーロ・円売り絡みで1.2301ドルからストップロスを誘発させて
1.2216ドルまで下落し、1.2235ドル前後で引けた。ユーロ・円は原油価格の上昇幅
が縮小した事から売りが強まり135円97銭から135円10銭まで下落した。ポンド・ド
ルは1.8047ドルから1.7927ドルまで下落した。ドル・スイスは1.2564フランから
1.2689フランまで上昇した。
【原油市場】
NY原油相場は高寄り後に上げ幅を縮小。過去最大級のハリケーン・カトリーナの
勢力が壊滅的な被害を与えるハリケーンの位置付け“カテゴリー5”から“カテゴリ
ー2”まで引き下げられたほか、一部メディアが「米政府はハリケーンの影響で失わ
れた原油供給分を必要であれば戦略石油備蓄で補う」と報じた事から買い一巡後は
売りが先行した。
また「石油輸出国機構(OPEC)が原油高の抑制のために9/19の次回総会で生産枠を
日量50万バレル程度引き上げる公算が高い」とのニュースも上値を抑える要因とな
り、NYMEX原油先物(10月限)価格は時間外取引の最高値70.80ドルから下落を続け
67.20ドル(先週末比+1.6%、最高値比-5.0%)で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は原油価格の上昇に伴い円売りが先行する相場となった。オ
プション市場では夏相場が終了する事で9月以降の期日物オプション買いが目立ち変
動率は上昇している。1ヶ月物は8.20%から8.25%へ、3ヶ月物は8.175%から
8.275%へそれぞれ上昇したが6ヶ月物は8.275%で変わらず。
リスクリバーサルでは原油価格の上昇と9/7の米中首脳会談に向けた人民元追加切り
上げ観測が相殺する形となり動意に乏しく25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.60%、3ヶ月物は+0.80%、6ヶ月物は+0.925%で先週末と同水準となっている。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。朝方は過去最大級のハリケーン「カトリーナ」の被害や原油価
格の高騰が嫌気され、小幅下落して始まった。その後ニューオリンズに上陸し勢力
を縮小した事で原油価格が下落に転じた事を好感して堅調な展開となった。セクタ
ー別では、医薬品・バイオや半導体・同製造装置が上昇する一方で、自動車・同部
品や消費者・サービスが軟調。アメリカン航空のAMR(AMR)やノースウェスト
(NWAC)など、ハリケーンの影響で欠航が予想されており、航空各社が下落。また
セント・ポール・トラベラーズ(STA)やオールステート(ALL)など保険会社も軟
調。一方で、ホームデポ(HD)やロウズ(LOW)などのホームセンターが上昇した。
人工衛星のインテルサットが買収を発表してパンナムサット(PA)も急騰。ダウ構
成銘柄では、ボーイング(BA)やジョンソン&ジョンソン(JNJ)などが2%弱の上昇
となった。結局ダウは65.76ドル高の10463.05、ナスダックは16.88ポイント高の
2137.65で取引を終了した。リスク・モデリングのEpecat社は、今回のカトリーナに
よる保険業界の損失を120〜250億ドルと見積っており、155億ドルの損害を被った
1992年のアンドリューを上回る可能性が指摘されている。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
シラク仏大統領
「ユーロ圏と欧州中央銀行の間で為替相場、経済活性化策などについての対話拡大
必要」
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 110.27 110.71 110.26 110.62
ユーロ・ドル 1.2319 1.2321 1.2216 1.2234
ユーロ・円 135.86 136.00 135.11 135.33
ドル・スイス 1.2543 1.2689 1.2543 1.2669
ポンド・ドル 1.8059 1.8062 1.7927 1.7964
株式市場:
NYダウ 10396.90 10487.50 10349.37 10463.05
ナスダック 2111.93 2139.40 2112.25 2137.65
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.372 4.360
米国債10年物 4.142 4.167
先物市場:
NY金先物 443.2 444.8 441.1 441.4
NY原油先物 69.00 69.10 66.30 67.20
シカゴ日経平均先物 12330 12450 12330 12440
(フィスコ) - 8月30日6時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000002-fis-brf