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<ガソリン価格>リッター130円突破確実に 13年ぶり
原油価格の高騰を受け、石油元売り各社は9月出荷分の卸売価格を前月比1リットル当たり2.0〜2.3円値上げする。現在、同129円(全国平均)のガソリン価格は13年ぶりに130円を突破することが確実になった。
元売り各社は、原油調達コストの上昇分を毎月、卸売価格に上乗せしている。最大手の新日本石油は、9月出荷分を同2.3円値上げするが、今年1月からの累計値上げ幅は同18.0円になる。さらに8月25日時点の原油価格水準が今後1カ月続いた場合は、10月出荷分も同1.81円の値上げになる見通しだ。
ただ、ガソリンスタンドでは、過当競争のあおりでコスト上昇分全額の価格転嫁に踏み切れない店も多く、同社の場合、8月時点で15.7円の卸売価格上昇分のうち約2円分を販売価格に転嫁できていない。卸売価格が一段と上がれば、転嫁を進めるスタンドも出てきそうだ。新日本石油の津田直和副社長は「原油価格は今のところ下がる気配がない。ガソリンは今後も値上がりする可能性がある」と説明した。
また、競争の状況によって店頭価格の地域差も大きくなっている。1世帯当たりの乗用車保有台数が多く激戦地の群馬県が最も安く、同123.4円にとどまっているが、離島が多い長崎県ではすでに同137.8円に達している。
一方、石油元売り各社の05年4〜6月期連結業績は、軒並み増収増益になり、原油高が追い風になった。要因の一つが在庫の評価益。原油高騰の局面では、評価益を生み出すからだ。また、原油開発事業は原油高になるほど利益を生む。
ただ、国内の石油製品販売では原油高騰が急激すぎて、コスト上昇分を価格転嫁しきれていないのが現状だという。【須佐美玲子】
(毎日新聞) - 8月29日19時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000079-mai-bus_all