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(回答先: 半数近くが疑問残し答申 米国産牛肉の輸入解禁で―「中日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 12 月 08 日 10:17:29)
食品安全委員会が８日にまとめた答申は、アメリカ産牛肉について、生後２０か月以下の牛の肉に限ることや、ＢＳＥの病原体が蓄積しやすい脳やせき髄などを適切に取り除くことなどの条件が確実に守られれば、「国産牛肉とのＢＳＥのリスクの差は非常に小さい」として、輸入再開を容認する内容になっています。
委員会では、この答申に対する一般からの意見募集の結果が報告され、８８００余りの意見のうち半数以上が「輸入再開の条件がほんとうに守られるか不安だ」などとして、答申に反対だったことが明らかにされました。
委員からは「国民の不安もあり、条件が守られるよう行政が最大限の努力をすべきだ」などの意見が出されましたが、委員会では、答申を再検討する必要はないとして了承することを決めました。そして、会議の終了後、農林水産省と厚生労働省の担当者に答申を提出しました。
答申を審議した専門調査会の座長で東京大学の吉川泰弘教授は「国民にはややわかりにくい結論になったかもしれないが、了承され、ほっとしている。今後は、輸入再開の条件が確実に守られるかどうかが重要で、農林水産省や厚生労働省の力量が問われている」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/08/d20051208000186.html
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