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「ユダヤ極右派」の仕業か?ラビン、ヘルツル、ベン・グリオンの墓が荒らされる
4月4日付のエル・ムンド紙(電子版)からです。短い記事ですので全訳してご紹介します。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/04/04/internacional/1112575265.html
ユダヤ超国家主義者の仕業と思われる
『エルサレムの複数の墓地でラビン、ヘルツル、ベン・グリオンの墓が冒涜される』
エルサレム 特派員
暗殺されたイスラエル元首相イサアク・ラビンとその妻レアー、シオニズム運動の創始者テオドロ・ヘルツル、このユダヤ人国家の建設者の一人であるダヴィッド・ベン・グリオンの墓が、この日曜日に、エルサレムの別々の墓地で冒涜された。警察はこの事件をユダヤ超国家主義者の仕業ではないか、と考えている。
警察の情報筋は、国営墓地モンテ・ヘルツルにある墓に、黒いペンキで「人殺しの犬」とヘブライ語で書かれてあった、と語った。
ラビンは1995年にパレスチナとのあらゆる和平の模索を拒否する超国家主義者によって暗殺された彼の未亡人は2000年に癌で亡くなり彼の側に葬られた。
同じ墓地の軍人のセクターでは先週の金曜日に戦闘で死亡した12名の兵士の墓にナチの鍵十字が描かれているのが見つかった。
その2日後(3月3日、日曜日)に、シオニズム・運動を創りモンテ・ヘルツル墓地にその名を冠したテオドロ・ヘルツルの墓が冒涜された。同じ日にこのユダヤ国家の創立者の一人であるダヴィッド・ベン・グリオンの墓に「ヒトラー」の文字が描かれた。その墓はネゲブ砂漠にある。
ガザ地区からの撤収に敵対する者たちは、アリエル・シャロンや撤収を支持する者達を告発する際にナチの鍵十字を用い続けている。
【翻訳、終り】
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上で「ユダヤ超国家主義者」と訳したのはjudíos ultranacionalistasという表現なのですが、日本の新聞なら「極右派」と書くのかもしれません。イスラエル国内が相当に緊張していることは間違いないでしょう。
しかし彼らが、ラビンはともかくも、ヘルツルやベン・グリオンの墓まで荒らす、というのはなぜでしょうか。ちょっとよく理解できないのですが。
政治的な意味と宗教的な意味の2種類があるか、と思われます。この点についてどなたか理解しておられる方がおられたら、ご教授願えませんか。