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03/08 18:59 石油権益めぐり対立深まる マレーシア、インドネシア
【シンガポール8日共同】カリマンタン島(ボルネオ島)沖合に
ある石油・ガス鉱区の権益をめぐり、マレーシアとインドネシア双
方の国軍が示威行動に出るなど、両国の対立が深まっている。
インドネシア人の不法就労者を主な対象に、マレーシアが三月か
ら一斉摘発に乗り出したことへの不満もインドネシア側でくすぶっ
ており、両国首脳は外交ルートでの解決を模索、事態の深刻化を防
ごうと躍起だ。
問題の鉱区は同島東のセレベス海にあり、以前から双方が領有権
を主張。二月半ばにマレーシアの国営石油会社ペトロナスが、英国
・オランダ系メジャー(国際石油資本)のロイヤル・ダッチ・シェ
ルと、同島沖合にあるシバダン島付近の一部権益を譲渡する契約を
結んだのをきっかけに対立が深まった。
インドネシア海軍は鉱区のある海域に艦船三隻を派遣、またF1
6戦闘機四機を差し向けたとの情報もある。一方、マレーシア海軍
も二隻の艦船を停泊させ、にらみをきかせている。
事態を憂慮したインドネシアのユドヨノ大統領は七日、同海域を
視察するとともに、マレーシアのアブドラ首相と電話で善後策を協
議。同首相は「両国外相が話し合い、穏便に解決を図ることで一致
した」と述べた。両国外相は、週内にインドネシアのジャカルタで
会談する見込み。
ユドヨノ大統領は八日、「インドネシアはマレーシアとの関係維
持のために最善を尽くしており、マレーシア側も同様であることを
望む」として、事態打開へ積極姿勢を示した。
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[2005-03-08-18:59]