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(回答先: Re: インドネシアとマレー 海底油田の石油鉱区めぐり 共同はNHKの誤り。(本文無) 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 3 月 08 日 22:03:00)
海底資源めぐり軍出動 ボルネオ島東沖
【マニラ=青柳知敏】インドネシアとマレーシア国境のボルネオ(カリマンタン)島の東沖、アンバラット海域にある石油・ガス鉱区をめぐり、採掘権を主張する両国の対立が深刻化している。権益の一部を民間に譲ったマレーシアに対してインドネシアが反発し、近海で軍がにらみあう緊張が続いている。両国首脳は協議による「平和解決」を目指しているが、対マレーシアの領土問題を引きずるインドネシア国内からは、強硬論も出始めた。
対立は今年二月、マレーシア国営石油会社が海底調査権を国際石油資本系企業に譲渡したことをきっかけに起きた。マレーシアの行為を「主権侵害」「領海侵犯」と非難するインドネシアは、艦艇五隻と戦闘機四機を近海に派遣。一方のマレーシアも海軍による同海域の警備を強化し「一触即発」(地元メディア)の状態が続いている。
この事態にインドネシアのユドヨノ大統領は七日、マレーシアのアブドラ首相と電話で会談し、九日からジャカルタで始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)・欧州連合(EU)閣僚会議の会期中、外相協議を開いて話し合いによる解決を図ることで合意。会談後は自ら現地を視察した。
しかし、インドネシア国内には政府の対応を「弱腰」ととらえるムードが強い。両国は過去、同海域に近いシパダン、リギタン両島の領有権をめぐって対立。国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)が二〇〇二年十二月、マレーシアの領有を認める判決を出しており、これが遺恨となってインドネシア国会からは「鉱区問題には、軍事力行使を視野に入れて臨むべきだ」との意見が出ている。
さらに、マレーシア政府による不法就労者の大規模摘発で数百人ともされるインドネシア人が拘束されていることも、同国民の反マレーシア感情の火に油を注ぐ結果に。ジャカルタなどでは、マレーシア国旗を燃やして「たたきつぶせ」と叫ぶ抗議行動が続いている。
これに対してマレーシアのサイドハミド外相は八日、地元記者団に「インドネシアのメディアが問題を誇張しているにすぎない」と述べ、外相協議を前に平和解決を強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050309/mng_____kok_____004.shtml