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(回答先: 「死に神様」=ホロコーストの新語着想に関しストーカーに感謝する。 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 2 月 20 日 09:48:15)
>私は、1995年以来、久しく、ホロコースト神話を、日本の戦前の「天皇は生き神様」
>の狂信と同質と論じてきた。
歴史認識に間違いがなければ、「日本の戦前の「天皇は生き神様」の狂信」という概念に対応する「同質」の概念は、「ドイツの「ナチズム」の狂信」ではないの?
歴史学者も同じ事を言うだろうと思うし、少なくとも私はそう教わってきました。
これは間違いでしょうか?
それは根が「ファシズム」でくくられるものであるからでしょう。
天皇制イデオロギーとナチズムが、民族主義の装いを凝らされる場合にはそれぞれ東洋においては日本民族(天皇イコール神の子)優越主義、ヨーロッパにおいてはドイツ民族至上主義というイデオロギーをもって他民族への迫害を行ったものと解釈しております。
この結果として日本は天皇の名において軍部という官僚主義組織によって平然と中国において「チャンコロ殲滅」、ヨーロッパにおいてはナチズムの官僚主義組織によって「ユダヤ人絶滅」が、粛々とルーティーンとして遂行されたんでしょうが。その結果日本はアジアで2000万人もの人々を殺戮し、またナチスはユダヤ人だけでも600万人も平然と殺戮することができたのだと思います。アイヒマンは自分は命令に忠実に従ったまでだ、と言って罪の意識を持ち合わせていなかった(本当は己の罪業の意味を知っているからアルゼンチンに逃げたのだが)けれど、この官僚主義機構に浸れば殺戮の数なんて問題じゃなくなってしまうのでしょう。
天皇の名において正義を行うということはチャンコロをどれだけ殺戮したかという数字で計ることができると教え込まれて実行した人々が、己の過去を隠蔽しているのはどういうわけか?罪の深さを知っているからでしょう。
ナチスの官僚主義機構については、
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/474.html
で社会科学的考察がなされています。
なぜ木村氏は「ホロコースト信者」と「天皇は生き神様(天皇制ファシズムのイデオロギー的表現)」を同質のものとして扱ったのか?
少なくとも歴史的にはナチズムの目的でありかつ結果としてのホロコーストが存在しているにもかかわらず、ナチズムには目をつむり、ホロコーストは嘘だとおっしゃる。
もしわかっていながら敢えてこういう駄文をものしたのならば明確な「ナチ擁護」のための詭弁であると断罪せざるをえない。