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(回答先: 天木直人・メディア裏読み( 2月16日) レバノン前首相の暗殺と米国の不正義 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 2 月 16 日 14:38:09)
02/16 08:55 「シリアの仕業」と大合唱 市民の脳裏に内戦の悪夢
【ベイルート16日共同=小熊宏尚】「暗殺はシリアの仕業だ」
「シリア軍は出て行け」―。若者たちがこぶしを振り上げて叫ぶ。
十五日、レバノンのハリリ前首相爆殺テロが起きたベイルートで繰
り返された反シリアデモ。惨劇の後跡が生々しい現場では、レバノ
ンに大部隊を派遣する隣国シリアを非難する大合唱が続いていた。
地中海越しに雪山を臨む望む美しい海岸通りは地獄と化していた
。地面に直径十メートル程の大穴があき、何十台もの車が焦げた鉄
くずに。立ち並ぶ高級ホテルはバルコニーや窓が吹き飛ばされてい
た。
周辺の建物には一九七五―九〇年の内戦時の砲弾跡が残る。「ベ
イルートに殺りく戻る」。英字紙デーリー・スターの見出しだ。市
民の脳裏に内戦の悪夢がよみがえる。
シリアと一定の距離を置いていた前首相は、建設業を営む大実業
家でもあった。「この海岸通りの整備もハリリが手掛けた」と地元
紙記者。ベイルート・アメリカン大学のフーリ広報部長は「ハリリ
が嫌いな人さえ、内戦から国を復興させたのは彼だと考えている」
と話す。
テロ現場を見に来た女性の会社員、モナさん(28)に、この国
は再び不安定化するのかと尋ねると「知らないわ。この国を動かし
ているのは私たちじゃない。シリアだから」と投げやりな答えが返
ってきた。
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[2005-02-16-08:55]