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(回答先: 親衛隊SS特殊作戦部隊 或る中尉の手記 [加害者から視たホロコースト] 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 1 月 27 日 06:58:05)
竹中半兵衛さん、貴重な資料ありがとうございます。
一枚の写真から、数行の文章からでも、人間の視点からみていけば、真実は自ずから理解できますね。
そして、おもうことは、人間は、いつの時代にも同じことを考え、同じ愚行を繰り返すということです。過去の過ちを直視する勇気を持つか持たぬかが、人間であるか否かの分かれ道だと思います。
今、日本は、このヒットラーの時代と同じ試練に立たされているとおもいます。
過去の南京虐殺も、士気高揚の100人切りも、731部隊も、ガス室も、その規模、その数云々でなく、人間が人間を差別し、我欲のために、とほうもないケダモノの行為を平然と行える生き物であるということの証明に過ぎないのだと思います。
アブグレイブ刑務所も、グアンタナモ基地での虐待・拷問も、すべて、根っ子は同じ。こうしたことも、将来、拷問は無かったとか、イラク人は20万人以上の死は嘘だったとか、かまびすしい議論が繰り返されるのでしょうか。
私達が考えなければならないことは、人は皆にたりよったりの弱い生き物です。
そうした個人個人が、なにかの組織、集団に属し、権力下にあるとき、良くも悪くも、突出した行動を伴うということです。普通の人間を、狂気にかりたて、絶対認めたくない行為を易々とさせてしまうことも容易なのでしょう。
ここで、戦争論が様々にかたられていますが、過去の戦争を語るとき、表面からのみ恣意的に見ていれば、左右永久に平行線ではないかとおもいます。
侵略戦争という、真実を、いかにごまかさずに直視していけるか、帝国主義側であれ、被侵略国側であれ、そこが問題だとおもいます。日本は、過去の戦争を直視できない典型ですから、今回もまた、と管理職試験「外国籍拒否は合憲」などという破廉恥な判決がでました。
判決後に記者会見した原告・鄭香均さんの「戦後民主主義の何たるかを大法廷は分かっていない。世界中に言いたい。{日本には来るな}と。外国人が日本で働くことはロボットのなること。人間として扱われない」という言葉は、私の胸にずしんと突き刺さりました。