現在地 HOME > 掲示板 > 戦争66 > 740.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re:外国人の人権という憲法問題も・・・「哀れな国ですね」鄭香均さん 投稿者 長壁満子 日時 2005 年 1 月 27 日 12:44:40)
長壁さん、こんにちは。
レスありがとうございます。
アウシュビッツ解放60年ということで今日は厳粛な気持ちです。
いろいろ考えてみましたが、思い出したのがアラン・レネ監督の「夜と霧」。ブルドーザーで山のような死体を土砂をさばくように運搬する。死体の山がすごい。ブルドーザーの高さをはるかに超えて、そのいくつもの死体の山を延々と取り崩してゆく。ブルドーザーのシャベルに当たる部分に乗せるのではないんです。地面を掘った巨大な穴に向かって何台も何台も、そして何度も何度も、山を取り壊してきた死体の小山を押してきては穴に落とす。みな裸です。衣服はナチに剥ぎ取られて骨と皮だけになった栄養失調の体がむき出しです。男も女も区別なし。見たあとは、悪魔の所業へ怒りがこみ上げてきましたね。
それでもしばらくすると、一体なんであそこまでせにゃならんのか?という疑問が湧くのです。必要性はないのです。彼らは戦闘で死んだのではないのです。ただユダヤ人であrからという理由でガスで殺され、銃殺されたのです。でもナチはやったのです。
日本人も中国でやりました。
悪魔の所業といえばいえるのでしょうけど、人間がやったのです。
歴史を覆すことはできません。
やった人たちは口をつぐむ。追求を逃れて姿をくらます。
上官の命令に従っただと言うけで済むのでしょうか。
そして時の経過とともに「そんなことはなかった」と居直りはじめた。
もう知る人も居なくなっているでしょうからさびしいもんです。いまやこういうことを知らない人たちはひたすら吹聴された歴史を信じこまされる。
戦争体験が風化したことを幸いに歴史の偽造が始まった。
不思議ですね。
新しい歴史教科書を作る会が立ち上がってから(1995年)日本史と世界史を変えようとする流れが始まったのでしょう。この流れから浮かび上がるのは、こんにち進められていることが到達地点だったのでしょう。戦争のできる国として有事法が完成し、イラク出兵も叶い、残るは憲法改悪。さては彼らはこういう目的で動員されていたんだな、ってつくづく思いますよ。