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(回答先: ケリー英教育相はオプスデイとの繋がりは政治生命の妨げにはならないと主張〔Guardian〕 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 1 月 24 日 16:24:49)
トニー&シャーリィ・ブレア、ルース・ケリィ、そしてオプス・デイ:英国を突き動かす
ルース・ケリィの問題については労働党左派がかなり騒いでいるようです。ルース・ケリィがオプス・デイの会員であることは明らかですし、オプス・デイはバチカンの中でも中絶反対、避妊具の使用反対(エイズ予防のコンドームさえも)、離婚反対、同性愛結婚反対の急先鋒ですので、リベラルな市民団体などからは何かと目の敵にされています。
【参照】
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/171.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 12 月 23 日 06:16:59
オプス・デイ会員がブレア政権の閣僚に!(ABC紙より)
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/184.html
投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 12 月 23 日 09:48:51
Re: ルース・ケリーとブレア
次のタイムズ・オンライン(2004年10月22日)では、英国の様々な科学者たちがオプス・デイを信奉するルース・ケリーの危険性について警告を発していることが報道されています。
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-1411905,00.html
Scientists are alarmed by Ruth Kelly's strict beliefs
ただこの報道でも取り上げられている(日本でもそうでしょうが)ダ・ヴィンチ・コードに描かれているような、まるでオウム真理教の拡大版のようなオプス・デイのイメージは、逆に彼らの本質的な姿を覆い隠してしまいます。オプス・デイはそのかなり早い時期から欧米支配層の重要な一部分になっているのです。
たとえば欧州共同体EC創設に力を尽くしたフランス元外相ロベール・シューマンがオプス・デイ会員だった、と聞けばどうでしょうか。シューマンと共にEC創設に働いたイタリアのデ・ガスペリも重要なオプス・デイ関係者ですし、ドイツのアデナウアーにしても熱心なカトリック教徒で無関係とは言えません。シューマン・プランが20世紀後半の欧州の流れを決定付けた、と言っても大げさではなく、この集団の力を甘く見てはならず、背後にはロスチャイルド家が控えている可能性が高いと思います。
ここで、ルース・ケリィとは直接は無関係ですが、エイズ予防のコンドーム使用に関して面白い話がありました。
【参照】
http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/626.html
投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 1 月 22 日 13:42:49
01/20 11:35 コンドームを初めて容認 スペイン・カトリック教会 共同
http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/627.html
投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 1 月 22 日 14:16:38
01/21 10:20 コンドーム容認を撤回 スペイン・カトリック教会 共同
私は、まず最初に「コンドーム使用を認める」という報道に逆に唖然としたのですが、次の日に「撤回」となって、「やっぱりな」となりました。なにせローマのバチカン家族評議会はオプス・デイの巣窟で、教会内部でも相当の綱引きがあるようですが、現在のバチカン執行部は「世俗主義への妥協」は決して認めないでしょう。
【参照】
http://www.diplo.jp/articles04/0401.html
ル・モンド・ディプロマティーク2004−1『欧州カトリック勢力のロビー工作』
ルース・ケリィの問題については、まずトニー・ブレアの改宗問題が取りざたされているようです。女房のシャーリィがカトリック信徒であることは昔から知られており、子供たちも必然的にカトリックですが、英国国教(アングリカン・チャーチ)徒であるトニー自身もカトリックにすでに改宗したのかどうか、様々な噂が飛んでいます。
次のガーディアン・アンリミテッド(2004年10月15日)には、あるカトリック僧がトニーの改宗の可能性を認める発言をした、ということで、まだ改宗はしていないことが書かれています。本当の所はわかりませんが。ただもう完全に女房のペースに振り回されている可能性は高いでしょう。
http://politics.guardian.co.uk/labour/story/0,9061,1328161,00.html
Blair thinking of converting, says Catholic priest
また女房のシャーリィがオプス・デイ会員である、という噂はかなり根強く、ルース・ケリィの教育相抜擢にはシャーリィが相当に裏で手を回した、という話があちこちで囁かれているようです。ガーディアン・アンリミテッド(2004年12月21日)ははっきりとこれを記事にしています。
【参照】
http://www.burnleytoday.co.uk/ViewArticle2.aspx?SectionID=131&ArticleID=913091
Burnley Today :Letters 30/12/2004 Keep religion out of politics
http://education.guardian.co.uk/higher/news/story/0,9830,1378079,00.html
Guardian Unlimited:Ruth Kelly and the Holy Grail
英国の政治中枢がカトリックによって動かされる、となると、ハブスブルグ家から押し付けられた姉さん女房と離婚したくてローマと縁を切ったヘンリー8世以来の大騒動になるでしょう。野次馬的には非常に面白いのですが、これは将来のEUのあり方までがらりと変えてしまう大問題に発展しそうな気配もします。