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(回答先: 季刊『真相の深層』2号から『聖なるマフィア-オプス・デイの素顔を暴く』連載中! 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 1 月 25 日 07:47:20)
「ダヴィンチ・コード」の虚構から現実のオプス・デイを判断してはならない
ダヴンチコードはあくまでも小説であり、その幻術的なイメージ合うようにオプス・デイの持つ(と信じられている)一側面を誇張して描いているだけです。しかし、ひょっとすると世の中の多くの人にとって、あの中世の秘教をおもわせるような不気味なイメージの方が「得体の知れぬ陰謀団体」としてピンとくるのではないか、と恐れざるを得ません。そのようなチンケな思い込みで現実を判断して、ありもしない「陰謀論」に対するおどろおどろしいイメージと感情的反発だけを広げるようでは、現実の何も見えてはこないでしょう。
実際には彼らはカトリックのエリート集団であり、その「協力者」とされる組織員には非カトリックも多くいる、といわれます。彼らは第2次大戦後の欧州統一の動きと同時に共産圏解体にも大きな役割を演じ、スペインのフランコ独裁政権を支えた後はその解体と民主化をも主導的に担う、底知れぬ幅広さと行動力を兼ね備えています。決して「保守的カトリック団体」「狂信的カルト集団」といったステレオ・タイプなとらえ方はできません。
彼らの真実の姿と力量を知っておかないと、欧州という近未来世界の重要なファクターを見間違えることになるでしょう。
なお、この「聖なるマフィア」シリーズばかりではなく、季刊『真相の深層』誌の掲載記事は、現代世界理解のためには必読です。