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やや枝葉末節的な問題点の提示なのですが。
http://www.asyura2.com/0502/social1/msg/448.html
投稿者 如往 日時 2005 年 6 月 14 日 03:06:43: yYpAQC0AqSUqI

(回答先: 如往さん、議論を真正面に据え直して頂き、感謝します。 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 6 月 13 日 22:56:53)


 ODAウォッチャーズさん、レスをありがとうございます。


 >私自身は、自分で集めた数値を持っていますが、これを集めたコストに応えるためにも、これ自身は、出せません。但し、ベンジャミン・フルフォード氏が出している数字は、それほど、私の資料と違いがありません。
 >さらに、「日経平均 4000円時代が来る」 大竹慎一氏著は、結論に、荒いものが在りますが、ポイントは付いていると思います。但し、彼も、数字は出していません。また、彼らのグループの何人かは、ODA ウォッチャーズのニュース・ソースの一つです。
 >もし、公表できる真実の損益計算書を、公務員の管理部門でだすとすれば、海外で実績の在る専門家20人を投入しても、6ヶ月は必要でしょう。コストも、それなりに必要です。

 少し残念な想いもありますが、事情は理解できますので然るべきときに備えて数値の精度を高めていって欲しく希望します。けれども、何時かは民間から政府にたいし真実の損益計算書の提出を要求しなければならぬでしょう。ただし、ベンジャミン・フルフォード氏がその著書『泥棒国家の完成』で指摘していますように、『ネバダリポート』(IMF)を闇に葬り去ったような官僚達の自己防衛機制が発動するかぎり、こうした情報開示や独自の経営研究がなされ得るか甚だ疑わしいものがあります。また、ご指摘の通りに経営(政府)の中枢に存在する人達が戦略的会計システムに疎く他人任せにしているとしたら、日本の経営の未来は暗澹たるものでしょう。

 公務員に纏わる問題を考えるとき、第一にこの量的な側面を押さえなければならぬと痛感しますが、情報不足には苛立ちを禁じ得ません。そこで、一先ず管理コストの規模の妥当性を云々することを脇に置きますと、問題点は凡そ2点に集約できるのではないでしょうか。(ただし、かかる定性的問題は勢い個人的で身近な事由を情報ソースにせざるを得ず、汎用性において自ずと限界があることをお断りしておきます。)

 第一に公務員は概して保守的で、貯蓄を優先し消費には消極的な傾向を示すことです。収入の多寡に拘わらず至って慎ましやかな人達が多いように見受けられます。勿論これは全くの私見なのですが、私の高校時代(60年代)にも、周囲には国家公務員や地方公務員の子息・子女が多くいて、殆んどが何振り構わず、将来の地位確保のために一流大学への進学を目指して勉学に励んでいました。尚、当時にあっても、地方公務員や郵便局員や公社社員の二世継承は相当の割合に達していましたし、自分達の係累を繋ぐことは先代から受け継いだ彼らの本分であったような気がします。(自営業の家庭に育った私はそれほど切実な思いに駈られずに、卒業後の就職など全く眼中になく専攻を選んだものです。)

 第二に公僕としての意識の所在です。それが最も象徴的に顕われるのが自分達の給料がどこから来るかの自覚でしょう。彼らは一様に国民の税金からと即答しますが、実際に自分達の如何なる役務について支払われているのか、その整合性の認識は希薄です。無論、民間企業の社員全員が自分達の給料の源泉が顧客(消費者)であると即答できるわけではありません。しかし、公務員はその名の通り「公」を担保する高い倫理観を要請されてもいますので、上からの指示を待たずに自ら「公僕」の意味について常に問い直していく責務があると思います。

 これからもODAウォッチャーズさんによる公務員のコスト・パフォーマンスに関する研究の成果に期待し、何時かどこかでその概説の開陳がなされますことを重ねて希望します。

 また、会いましょう。


 P.S.
 ベンジャミン・フルフォード氏が算出している数値の出処についてご案内いただければ幸いに存じます。
 

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