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(回答先: 義務教育崩壊へのカウントダウン「地方で生まれるとバカになる」 (サンデー毎日) 投稿者 外野 日時 2005 年 5 月 02 日 00:46:18)
教育は票にならない。ともうずっと昔から、政党は全く一生懸命やらなかった。
受験地獄、偏差値教育、校内暴力、いじめ、不登校、もう、私が子供の頃から、たくさんの問題があったのに、子供心に、大人は全く無視していると感じていた。
そうして、人々の教育無関心のうちに、恐ろしい政策はすすんでいくのですね。
後、メディアも、問題ですね。
問題の本質を示していないのではないですか。
公立学校の選択性なんて、いい例です。
画一教育を悪者扱い、結果の平等を非難し、実態もない個性という名のもとに、個人間の差を広げていく政策を推し進めていく。なんとか、すべての子供が笑顔で卒業して欲しいと、サービス残業を繰り返して(先生に残業代を出したら、いかに先生が長時間働いているかわかっていいのに)親と面談し、学校に残って、生徒と話し込み、又は、勉強を教える、話し合いを重ねる先生達を、まるで、学校の荒廃は、彼ら(又は、日教組)のせいであるかのように、報道する。
彼らの目的は、何なんですかね。
私は、学校が週休2日になると聞いたときから、もう、公立学校つぶし、と思いました。
私立は、週休一日でもいいのですから。教育重視の日本人の親が、こどもを私立に送ろうとしないわけがない。さらに、ゆとり教育。もう、完全に、”公立学校レベル下げ政策”と思いました。
次に、くるのは、教員の給与下げと、資格を下げること。ではないですか。大学に行かなくても、2年位の特別授業で、先生の資格をあたえる、ということ、小学校と中学校の。
さらには、教科書が廃止になるかもしれませんね。
学校常備の本や、プリントで対応するなど。
これは、実は欧米と同じです。
欧米といっても、英語圏でのはなしですが。
民営化先進国といわれる、ニュージーランド(郵便局は民営化)では、教育 ィコール お金です。中流以上のこどもは、皆なセカンダリースクール(日本の中学校以上)で、私立に行きます。
日本ではまだ残っている、名門公立学校なんてありません。(学校制度の歴史もちがいますが)
公立は貧しい地域ほど盛況で、そして、いわゆる 言う事を聞かない子が多く、授業は成り立ちません。先生は、たいへんなわりには、給料は安いので、短期で辞めていきます。
そこで、何がおこるか、先生のなり手がいなくなるのです。
しかたなしに、教員養成制度が似ている、他の英国連邦の国から募集します。主に、失業率の高い、ウェルズとか、アイルランド等から、やってきます。
彼らは、教育に情熱を感じながらも、(インタビューによると) やっていけない、とやめる人が後をたちません。
日本でも、たいへんなわりに待遇が改善されない仕事、介護や看護婦などに、日本人のなり手がなく、海外からの輸入に頼ろうとしていますが、教員も将来やるのでしょうか。でも、どこから?
近い将来起こりうる話です。
いったん、階級社会になって安定すると、治安に割く税金は増えるが、とにかく、中流に入った人々には、ばら色の生活がはじまるでしょうね。小さい頃からあくせく勉強しなくても、ふつうにやれば大丈夫。まず、待遇のよい仕事に就く競争率がたんぜん低くなる。労働者階級は、もう、大学入試資格を取るまで、学校に残っていないので、競争には加わらないし。 上流労働者階級の子はだいたい、専門学校へ行くし。人権国家としての面目で、貧しい人には、学費援助はあります。貧しさだけが原因で大学にいけないのなら、道はあります。しかし、彼らは、一生懸命勉強する、という事さえ、しなくなっているので、そんな援助あっても関係ないのです
こういう中流世界だけを見て、日本のメディアなどは、欧米の教育制度は素晴らしい。子供達は、のびのびし、勉強ばかりしないで、生活も楽しんで、そして、大学にはいれる。日本はだめ。日本は、だから、より平等社会なんだ、と誰も、報道しなかった。(見たことないです。)
このように 日本がなってしまわないように、人々に教育の危機をわかってもらい、防いでいく方法はあるのでしょうか。
庶民のためのメディアというのは、本当に大切ですね。こういう、教育の危機を広くしらせることができるなら、きっと、国民は、危機を感じることでしょう。
うまく、論点がまとまりません。