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@靖国神社遊就館 東京/九段
屋内展示 陸海
水中特攻兵器「回天」一型改
九七式中戦車
十四年式拳銃
四一式山砲
潜水母艦「迅鯨」の艦首ご紋章
四四式騎銃、三八式騎銃、九九式小銃、三八式歩兵銃、三十年式歩兵銃
九九式軽機関銃、九二式重機関銃
十四年式自動拳銃戦艦
「武蔵」九四式46センチ主砲弾
など
・水中特攻兵器「回天」一型改
当時、呉には使用する機会のないまま、水上艦艇用の九三式魚雷が大量に備蓄されていた。それを改造して人が乗れるように再生したもの。直径1メートル、後部は魚雷のままの61センチ。頭部に1500キロの炸薬を詰め、上げ下げ自由な潜望鏡を備え、潜航、浮上、変針、変速が自在。潜水艦の甲板から発進するが、体当たりに失敗すれば外へ脱出することはできず自爆するしかなかった。
山口県大津島に訓練基地があり、昭和19年11月ウルシー泊地で初めて使用された。
この「回天」はハワイの陸軍博物館から、永久に貸与されたものだそうだ。
・九七式中戦車(チハ)
昭和12年から約2000両が生産され、九五式戦車とともに大東亜戦争の全期間、全戦域にわたって日本軍の主力戦車として活躍した。主砲は九七式57ミリ戦車砲を装備、砲塔の上部にははちまきのような無線通信用のアンテナがついている。
この戦車はサイパンにおいて、上陸する数倍の米軍を迎え撃ち玉砕したときのもの。
・潜水母艦「迅鯨」の艦首ご紋章
日本最初の本格的潜水母艦。大正12年8月竣工、昭和19年に米潜水艦の魚雷で損傷、沖縄本島瀬底島で修理中に空襲で沈没した。
これは昭和27年になって引き揚げられたもの。
・四一式山砲
山砲は分解して馬で運び、陣地で組み立てて使用する軽火砲。明治41年に制定されたが、歩兵戦闘では長い射程は必要ないので、敗戦まで第一線で使用された。歩兵連隊内の連隊砲中隊に配備されていたので、「連隊砲」とよばれた。
この砲は東部ニューギニアの各戦線で活躍した宇都宮野砲第十四連隊のもの。
うえから四四式騎銃、三八式騎銃、九九式小銃、三八式歩兵銃、三十年式歩兵銃
十八年式村田歩兵銃(11.0ミリ口径)にかわり開発されたのが三十年式歩兵銃(6.5ミリ口径)。同じ体裁のまま改良したのが三八式歩兵銃(6.5ミリ口径)で、短いのが三八式騎銃。三八式騎銃に折り畳みの銃剣をつけたのが四四式騎銃。その後制定された7.7ミリ小銃が九九式小銃。戦後、米軍が接収、M2型実包(7.62ミリ口径)が使えるよう薬室を改造して韓国軍に供与したとか。
・九二式重機関銃
三年式重機(6.5ミリ口径)を原型に7.7ミリ口径にしたもの。陸軍の代表的機関銃で命中精度は抜群であった。
戦後、警察予備隊の発足当時、この機関銃を再び制式火器として採用する案もあったという。
・九九式軽機関銃
歩兵銃を三八式から、7.7ミリ弾を使用する九九式小銃に更新するのに伴い、軽機も7.7ミリ弾を使用するものが制式となった。
・十四年式自動拳銃
大正14年に制式となった拳銃で、口径8ミリ、装弾数8発。前期型と後期型があり、これは後期型。用心鉄(トリガーガード)を拡大して、防寒手袋をしていてもトリガーを引けるようになっている。
http://www.asahi-net.or.jp/~ku3n-kym/heiki/yasuk/yasuk.html
(写真満載です↑)
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