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ここでは一般に「神」として語られている事柄について語りますが、
それをユダヤ教的な神としてでもなく、キリスト教的な神としても語りません。
そして、出来る限り「神」の表現は避けて、他の表現に変えて語ろうと思います。
私は本来「神」と言う表現は使いたくないのです。その表現は人によって込める意味が様々に違っているので、伝達の役割を果たさなくなっています。
前置きはこの程度にします。
神は、始めは宇宙の「始源」であったのです。
「始源」が宇宙となり、宇宙の体としての世界が出来るに至ったのです。
宇宙は心と体から成っており、体が世界であると言うわけです。
心とは宇宙の背景に在る論理なのです。星の運行が秩序正しく行なわれていますが、この秩序を齎しているものが心なのです。
「始源」は自らがそのままで核でもあったのですが、自らを宇宙へと変化させて心と体を持ってからは、核に「根源」を置くに至りました。「センター」と言えばわかりやすいでしょう。
始源は勿論のこと、根源も直接には目で見る事は出来ません。
さて、世界が根源すなわち神の体であれば、
世界の全てのものは等しく神の体であるわけですから、
世界の民族は夫々総てが体の一部なのですから、
本来は反発したり戦ったりする必要はなく、それらの行いは間違ったものとなるわけです。
世界の民族は協力し合うのが本来の在り方でしょう。
また、人にとって「資源」を使うと言う事は、人と等しく神の体であるものを使うと言う事ですから、それを知れば大切に扱おうとするであろうし、浪費はしないでありましょうし、食料に対してと同じくそれに対し感謝の念をもつでありましょう。
「侵略思想」やそれを基にして帝国主義国家の建設を目指す「帝国主義思想」は自らを他と分断し、自らを支配者とする思想ですから、
神の体としての世界の在り方に反するのです。
これは世界の一部分に起こった病気であると例える事が出来るでしょう。
世界は病気を自然に治癒します。
皮膚の表面に出来たデキモノは膿が出されて瘡蓋が出来て瘡蓋は乾燥の果てに落下します。
この病気の発生の基は心の病なのです。地域の指導者としての地位を過大評価する事から発する唯一尊大の思いが病なのです。本当は弱い立場の者なのです。その者が無理をして自らを他民族への支配者である強い者であると勘違いするから、騙したり、暴力に訴えたりしなければならなくなるという訳です。
尤も、この様に始源そして根源について私が論じても世界が平和になるわけではありません。
世界の病が自然治癒されねば現実には平和と安定は来ないのです。
そして、人々の考え方の変化も必要とされるでしょう。
平和と安定の時代に相応しい世界政治と世界思想が現実化するでありましょう。
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