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(回答先: 「政治とカネ」で与野党が応酬 衆院予算委で集中審議 (朝日新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 08 日 13:17:03)
●小沢一郎である。国会初日の民主党総引き上げのパフォーマンス。
現在の泥仕合は国際金融家の代理人である小沢一郎と小泉純一郎の協定合作であるが
「政治とカネ」に国民はもう飽きている。
しかしこれこそ彼らの狙いなのである。
表は「政治とカネ」で
裏では国家官僚によって日本買収列島が進行している。
たしかに政治とはパフォーマンスである。
しかし二大政党政治とはなんとつまらない舞台であろうか。
NHKが垂れ流す国会中継はNHK同様に腐っているのだ。
「人の性は悪なり。其の善なるは偽(ぎ)なり」(荀子) [本来、人間の性質は悪である。それが善になるのは、人間の意志を用いて努力する。つまり人為の結果である。……人が善になるのは、礼という「人為」によると(荀子は)説く](諸橋轍次『中国古典名言事典』)
小泉首相と自民党の最近の国会対応には品がないと思います。礼節を欠いていると思います。政治指導者としての誇りを失ったと言わざるを得ません。
1月下旬から2月上旬までの国会論戦を、友人の国会議員から速記録を借りて読み直してみました。初めに結論から書きますが、「国会が堕落した」というのが率直な感想です。
突き放した言い方と思われるかもしれませんが、最近の小泉首相の言動、自民党の国会対策を見ていると、自民党の政治から「礼」が失われたと思います。「礼」がなくなれば、人間の本性の「悪」を抑えることはできなくなります。「礼」こそが人間の「悪」を抑える最良の方法です。
政府与党は多数派であり、政界の主導勢力です。政府与党には、主導勢力にふさわしい重い責任があります。政界のなかで高い規範を示さなければならないのです。
小泉首相が2001年に総理・総裁に就任した直後に、自民党から小泉首相に1億円もの大金が贈られたことが政治資金報告書で明らかになっています。これを質すことは国会としては当然のことです。野党議員がこの問題を国会で取り上げるのは当然のことなのです。小泉首相の曖昧な答弁を受けて、うやむやにするようなことをしてはなりません。使途を含めてはっきりさせるべきです。繰り返しますが、小泉氏が内閣総理大臣のときに自民党から1億円もの大金が贈られたのです。
さらに、政府与党の中心的存在である森派の政治資金上の疑問を質すのも当然のことです。
しかし、小泉首相はこの問題について説明責任を果たしていません。
それだけではありません。小泉首相は、自分自身の問題を棚に上げて、民主党のことを自分の方から問題にしたのです。民主党問題に火をつけることによって、自分自身の問題から国民の注意をそらそうとしているようにしか見えません。小泉首相の狙いが“みえみえ”なのです。
この小泉首相の狙いを自民党議員が応援し、民主党の政治資金問題を国会審議で積極的に取り上げています。この結果、国会は泥仕合の様相を呈し始めました。
首相のスキャンダルをそらすために、政府・与党が先頭に立って野党のスキャンダルを追及するというのは、戦後政治では小泉政権が最初です。戦後の議会制民主主義下の政治においては、首相個人への疑問に対して首相が説明責任を果たそうとせず、逆に居直って野党スキャンダルを騒ぎ立てるようなことはなかったのです。
しかし、小泉首相は違っています。野党いじめをやっているのです。
戦前の軍国主義の時代には野党いじめというより野党への弾圧がありました。野党を弾圧することによって全体主義政治体制を固めたのです。
小泉首相は戦前の軍事政権と似たことを始めたのです。
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民主党は説明責任を果たせ
民主党は野党第一党として、自らの側に非があれば、自らの力で積極的に正すべきです。理非曲直を明らかにしなければなりません。率先して国民への説明責任を果たすべきです。民主党は出直し的改革を迫られているのです。
2月2日の衆議院予算委員会で松岡利勝委員(自民党)が持ち出した問題は、民主党にとって無視することのできない重要な問題です。松岡議員は次のように言っています。
「(民主党と自由党の)合併直前に民主党から自由党へ流れた政治資金の問題でありますけれども、平成15年9月24日、民主党は2億9540万円を自由党に対し寄付しております。2日後の平成15年9月26日、自由党は解散したわけでありますが、わずか2日後に解散する自由党に対し、なぜ民主党が3億円近い金を寄付する必要があったのか」
さらに次の問題について、元自由党の関係者は明らかにする必要があると思います。
「解散した9月26日、自由党は改革国民会議という政治資金団体に7億4589万9041円を寄付しています。さらに、同日、自由党は政党助成金から5億6096万4143円を改革会議に寄付しています。合計で13億686万3084円という莫大な額であります。
政党助成法第33条には、政党助成金は、解散時に残高がある場合には国に返還しなければならないとありますが、解散する自由党が解散日に政党助成金もあわせて約13億円以上の金を他団体に寄付するというのは、国民の目から見ますと、これは返還逃れのための行為ではないか……」(松岡委員の発言)
政府与党が自らの非を明らかにすることなく、それを隠すために、野党側のあら探しをして、権力の力で暴こうとする態度はよろしくないと思います。与野党間で泥仕合をすれば権力側の与党に有利になることは自明のことです。泥仕合は、政権与党の側が、まず、自粛すべきです。
しかし、民主党は自民党の腐敗政治を一掃するために政権交代をめざしている政党です。
民主党は率先して国民の疑問に答えるべきです。説明責任を果たさなければなりません。ぜひとも勇気をもって疑念をはらしてほしい、岡田代表と川端幹事長はこのための指導性を発揮してほしい、これを日本の政治浄化の第一歩にしてほしい、と思います。政治浄化なくして日本の政治の興隆はないのですから。
国会における与野党の泥仕合は百害あって一利なし、です。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/