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自民党の新憲法起草委員会は3日午後、党本部で「前文」小委員会(小委員長・中曽根康弘元首相)の初会合を開き、現行憲法の前文はすべて書き換え、日本の文化や伝統などを何らかの形で表現する必要があるとの認識で一致した。同小委は2月中に盛り込むべき論点を整理し、3月上旬に前文の素案をまとめる方針。ほかに(1)簡潔明瞭(めいりょう)な文章にする(2)日本が目指す方向性やビジョンを打ち出す(3)持つべき普遍的な価値観や思想を示す−ことでも大筋一致した。
出席者からは「現行の前文は翻訳調で内容も意味不明。悪文の典型だ」「日本人であることに誇りを持て、生きる指針になるような前文にすべきだ」などの意見が出た。
冒頭のあいさつで中曽根氏は「民族を中心に長い間流れてきた日本の生命力、生命体としての日本全体を表すような前文でなければならない」と述べた。
同起草委は「前文」を含め「天皇」「安全保障」など10の小委員会を順次スタート。各小委の報告を基に、4月末までに党憲法改正案の試案をまとめる方針だ。
前文小委の初会合は14日の予定だったが、中曽根氏の「早めに議論を始めたい」との意向から、この日のスタートとなった。
(共同)
(02/03 19:16)
http://www.sankei.co.jp/news/050203/sei083.htm