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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000211-yom-soci
長崎発羽田行きの全日空664便(ボーイング767―300型機、乗客88人)が今月5日、高度計が大きく誤表示されたまま運航し、約40分間にわたって管制官の指示よりも1600メートル高い高度を飛行していたことが14日、わかった。
同便の機長らはこの間、異常高度による飛行にまったく気づかず、管制官のレーダー上にも誤った高度が表示されたため、他機とニアミスする恐れなどもあった。国土交通省では航空法違反に当たるとして、航空局長名で厳重注意処分とする。
全日空によると、同便の機長(39)は、午前11時12分に離陸した直後、機長席と副操縦士席に一つずつある高度計が異なる数値を表示しているのを発見。誤表示していたのは、副操縦士側の高度計だったが、機長は誤って、機長側の高度計に異常があると、よく調べないまま判断。副操縦士側の計器表示に従って、飛行を続けていた。
さらに同11時24分ごろには、高度9800メートル付近で、機体が上昇中だったのに、高度計が降下中と表示したため、機長は予定していた1万1300メートルまでの上昇を断念。管制官から改めて高度8800メートルで飛行する許可を受け、同26分から水平飛行に入ったが、高度計の誤表示で、実際には高度1万400メートルで飛び続け、静岡県上空まで約600キロにわたって巡航していた。着陸には低高度用の別の高度計を使用し、同便は午後12時32分、羽田に着陸した。
(読売新聞) - 6月14日23時4分更新